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お墓の小ネタ集・その1 石の産地証明書

「お墓」の産地証明書

今回は、「お墓」につく石材の証明書。
石材産地証明書について
筆者は、ほとんど意味がないと思っております。
なぜなら、加工の9割は中国でなされるからです。
欧州産であれインド産であれアフリカ産であれ、原石は中国に持っていき加工するからです。
これは、何度も記載しますが熟練の加工職人が中国にしか居ないからです。
そして、輸送コストの問題もあります。
職人もいない、輸送コストもかかる産地で加工する意味がないからです。
で、本題の産地証明書ですが結局のところ「ナントカ石です」と書いてあるだけで、何の証明にもなってません。
例えるなら、スーパーでトマトを購入してパッケージに「トマト」と書いてあるのと変わりません。
仮に区別がつきにくい黒系の石、インド黒・スウェーデン黒・山西黒(中国産)と代表的なものがあり、値段もかなり違いますが玄人でもないと違いは判りません。
だからこそ、産地証明書が必要だと思われるかもしれませんが、ではその石種が果たしてインド産か中国産か区別がつくか?
その、産地を保証するために貰う証明書の前提となる石種の種別がつかなければ、産地証明書の嘘も見破れません。
その鑑定を石材店に依頼すれば、大抵は霊園の石材組合で繋がってますので断られるでしょう。
しかも、証明書がついたところで宝石みたいに売れるものでもない。
墓石に使う石材は天然ゆえに、証明書があるから安心という訳ではないのです。
このあたりは、売買を想定している宝石の類とは全く別物です。
それをウリにしている石材店があるなら、細かく産地を聞いてみてください。
いまどき、ネットで検索して出てくるような内容を知らない営業から購入しない。
それがなにより、その「お墓」の産地証明です。

いつもの一言。
「お墓を生前に買うなら、生きてるうちに思い出をつくりましょう。」
大切な人との時間は「お墓」を買っても得られません。









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