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1人を褒めることで傷つく他の誰か。


ある歌の歌詞。その歌詞を聴いて、私がずっと傷ついていたのはこれだと気づきました。


会社での優劣。それは仕事ができるできないではなくて、周りの人間とうまくやれるかどうか。自分を評価してもらえるように自分で周りを導いていくような立ち回りだと、私は思う。

わたしは、ある子が褒められるたびに評価されていくたびに劣等感を感じるし、自分は駄目なんだと思い知らされる。その子もそれを分かっていながら、私が言ってほしくない言葉を私に伝えてきているな、ということがあったし、言われて傷ついたことは今でもずっと覚えてる。その時は平気なふりをしたことも。でもきっと、その事をもうその子は覚えていないんだろうな、と思うと、この事で傷ついていたり思い出しては劣等感や不安に押しつぶされそうになっている自分がとても馬鹿らしく思えてくる。

私の前であの子を評価するような言葉を言わないでほしい。何も聞きたくないんだ。その事で私が傷ついているとも知らない周りの無神経さにも腹が立ってしまう。でもそんな事で腹を立てたところで誰にも私が傷ついている事は分からない。なんでイライラしているんだろうと、自分の評価をもっと爆下がりさせる訳の分からない状況に陥るだけだ。

今では、その子のいい子ちゃんが前面に出ている人との関わりや、私頑張ってますみたいな話し方、上手くやることしか考えていない仕事の仕方、笑い方さえも体が受け付けない。その子と勤務が被っている時、その子に対して背を向けてしまうほどに、受けつけないのだ。その子が悪いわけではないのかもしれない。けれどその子がいるから私は何年も同じことしかやらせて貰えなかった。評価されていいね、と私がその子に言ってしまった時のその子の言葉。一生忘れないと思う。

あぁ、できる人はやっぱりできない人の気持ちが分からない。下っ端の気持ちが分からない人がこうやって上に評価され、上の立場になっていくんだ、そしてまた同じことが繰り返されて、他の誰かが傷つくんだ。それが社会というやつなんだ、とまた少し絶望。
そんな当たり前のことに疑問を持ってしまったり、その子をはじめは信じていた分、勝手に裏切られたような気持ちになったり、自分てなんでこんな生き方しかできないのだろう。

その子に私が何気なく言った言葉たちは、その子が上司とか関係なく友達として話したことだった。そんな言葉たちさえも、その子から他の上司に伝えられてしまっていて、呼び出され、またいろいろな言葉を浴びせられる。
私は涙を流すことしかできなかったよ。言葉が出ない、言うだけ無駄。伝えたところでわからないし、伝えたところでもう色んな憶測が広まっていて噂ばかりが先行してしまって、もう今更私の言葉なんて誰も耳を貸してくれない。


はじめは違ったよ。1年目、2年目、必死に仕事をしていたし自分なりに変わろうと必死だった。けどね、気づいたらその子が居て、気づいたらその子が上だった。それに気づいてからも平気なふりをして頑張っていた期間。今は誰の心にも残っていない。誰も覚えてはいない。誰の目にも止まらずに、平気なふりをして仕事を淡々とこなしていた期間。私はとってもつらかった。だってその時もこれからも評価されることがないから。

いつのまにか限界がきて、やってられなくなって、その子の、私のことを何にも知らないであろうでいった言葉。周りの無神経さにもムカついてしまって、仕事だけはしているという状態がずっと続いてた。
とくに周りを気遣う動きもしない。自分の仕事だけをしていた。

でもだから、評価されなくて、その子が評価されて褒められる。私は評価されるように仕事してないから駄目なんだっていわれた言葉。
でもさ、よく考えて、その子と比べられるようになってずっと我慢していて、それでも仲良くしていて、その子にも気遣いになっていない言葉を言われて、周りのその子を褒める言葉に傷ついて、それでも平気なふりしてずっと頑張らなくちゃいけなかったのだろうか。私の我慢が足りなかったのだろうか。それでもいつかって、私もその子みたいに上手く立ち回って社会人しないといけなかったのか。

周りの評価はいつも残酷で、私にはわからないことだらけだ。



昨日、主任に言われた言葉。



何かあったら話してほしい。


今更、だよ。そんなの。

私が前に話したこと。主任は「そんなことないよ」で返したんだよ。私が何年も苦しんでいたことに。そんなことないよで返してきた人に、何を今更話すのだろう。私の言葉なんてきっと誰も信じない。だから何も話さない。



1人だけを褒めて、色んな仕事を与え続けて、それをみたもう1人は何を思うんだろうね。みんなきっとそれがわからなかったんだね。何年も何年も耐えて我慢してきたものが限界を迎えた時、イライラして自分が自分で居られなくなって、そんなときも、それが理由だって気づいてもらえなくてさ、私がただただ子供で劣っていて、それだけが残るんだ。


なんて悲しい世の中なんだろ。
気づいたら全部全部自分がいけなくなってるんだ。




でもきっと、本当に私がいけなかったのかもな。もっと頑張ればよかったのかもな。その時の私には出来なかったけど



ただ、誰がみてもわかる形で仕事に差をつけられたり、その子のことを褒めちぎったり、圧倒的に関わる上で差をつけられたりしたらさ、傷つくんだよ。きっと私じゃなくても、誰でも傷つくんだよ。




なんで、分からないんだろう。
なんでそういう人たちばかりなんだろう。
きっとその子も。そういう人たちなんだろう。




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