パリのレストランで人種差別!?それって本当?

Bonjour!

芸能人の方がフランスのレストランで人種差別された!っていうニュースを何度か見たことありますが、これって本当なのでしょうか。

絶対ないとも言い切れないのですが、というか日常生活ではあるでしょうね。きっと。

私は感じたことないですが。

ただレストランでの店員の態度、それって本当に人種差別なのでしょうか?

少なくとも私はパリのレストランに何百回も行ってますが、人種差別はされたことありません。

むしろ、人種より大事なのはフランス語がしゃべれるかどうか。

白人さんでもフランス語がしゃべれなければ、適当な扱いされることなんてパリでは当たり前です。

ただ私が感じるのは、人種差別どうこう言う前に、レストランのシステムが日本と全然違うことを知らない日本人が多すぎるように思います。

なので、フランスの一般的なレストランのシステムとマナーをお伝えしたいと思います。

これを知っていれば、イライラや不快感は多少軽減すると思いますww

多少・・・ね!

出典:http://prcm.jp/


1. 入店時に挨拶をする

日本でお客さんが店員さんに挨拶することはほとんどないと思いますが、フランスでは、お客さんから店員に挨拶する、これは非常に大事です。

挨拶もぜず素通りするなんて、非常識極まりないない客です。

その上、「あの窓際席に座りたい」なんて言ったところで、そんな非常識な客の言うことなんて受け入れてもらえるわけありません。

フランス語がしゃべれなくても、Bonjour!(ボンジュール)ぐらいはみなさんご存知ですよね。

レストランに入ったらまずは、挨拶です!

▼挨拶についてブログに書いてます。

http://mmexsou.hatenablog.com/entry/2015/09/28/011859


2.店員さんを呼ばない

日本のように店員さんを呼ぶ、「ピンポーン」なんてボタンはありません・・・。

だからと言って注文が決まって、「すいませーん!」と、店員さんを呼ぶのは良くありません。

来るまで待ってください。

10分~15分もすれば来てくれます。

これは、私も正直イライラするのですが・・・

残念ながら、この国ではお客様は神様ではありません。

店員が主導権を握ってます。


「まず、ここにコーヒー持って行って、かたずけして、それから注文を聞きに行こう。」的な。

もし、その最中で呼ぶと、

「今、忙しいの見てわからないの!?」

とか言われます。気を付けてください。(´Д⊂ヽコワイ・・・

ただし、15分以上たっても来ないなら、忘れてる可能性もあるのでそのときは、目くばせして呼びましょう。

3.担当エリアが決まっている

自分のエリアが決まっています。1番テーブルから10番テーブルは店員Aさん。

11番から20番は店員Bさんといった感じに分けられています。

もし、自分が10番に座っていて横を通った店員Bに呼びかけても無視されます。

まぁ無視は言いすぎですが(たまにありますが)、だいたい「ちょっと待ってて」と言われ、もちろんその後に店員Bが自分の席に聞きくることはありません。

だって、店員Bのエリアじゃないですから。店員Aが来るまで待ちましょう。

日本のように店員同士が助け合う、なんて美しいシステムはこの国にはありません。

なので、隣の11番のテーブルに後から座った白人にところに店員Bが聞きに行く。

こういう現象を目の当たりにして、人種差別されたとか感じる方もいるかもしれません。でも、これはただそういうシステムなだけです。

またチップのこともありますので、変に他人のエリアをサービスすると店員同士がチップのことで揉める原因にもなるので、あえてサービスしないというのもあります。

4.給料が売り上げのパーセント

これはあまり多くないのですが、有名なカフェやレストランでは売り上げの10%前後がその店員の給料になるというシステム。

店員Aさんがその日、自分のエリアで取った注文の総額が3000€だと、店員Aさんの日当は300€になります。となると、売り上げを上げるため、もちろんお客さんには自分のエリアに来てほしいですよね。店員Aさんに声をかけられ「こちらへどうぞ」と店員Aさんのエリアに案内されたけど、あっちの席が良いと言ってもそこが店員Aさんのエリアではない場合、「あの席はダメ」と案内してくれないこともあります。

差別でもなんでもなく、ただ自分のエリアに案内して売り上げを上げたいだけです。

どうしてもその席に座りたいのであれば、そのエリアをウロウロしている店員に声をかけるとすんなり案内してくれるかもしれません。

売り上げが給料の場合、レシートに〇%が店員の給料になります、みたいな文言がどこかに書いてます。

5.チップについて

フランスではチップは義務ではありません。

でも、もし良いサービスをしてくれたらチップは渡しましょう。テーブルの上に置いておけばオッケーです。

あくまで気持ですが、私はコーヒー1杯飲んだだけなら、20セントから50セント。

普通のレストランでの食事なら2€前後。

ちょっと良いレストランでは食事代の5%ほどおいてます。

まとめ

いかがでしょうか?

以上が私の知ってる限りのレストランのシステムやマナーです。日本とはけっこう違うところが多いですが、これがフランス式です。

サービスが悪い悪いと言われてますが、こういう背景があることも理解していただければと思います。

まぁ大きな声では言えませんが・・・

サービスが悪いのは事実ですけどね(笑)


♥マダム・す~♥

こちらの記事は、パリ在住ブログ「マダム・す~の日記」から人気記事を抜粋しました。

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