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「自分はプライドが高い」という呪縛がちょっとほどかれた


スーパーでお菓子を1つ買っていいよと親に言われたら、何にしようか目を光らせて悩む自分と、一方で目の前にあるお菓子を手にして「これでいいや」と言う弟。

誕生日プレゼント、たくさんの欲しいものを思い浮かべてどうしようか延々と悩む自分と、一方で「友達が持ってるから俺もあれにする」みたいな適当な決め方をする弟。

「ピアノやるからバスケはやらない」とバスケの指導者である父に宣言したらしいわたしと、気が付けば流れでバスケをしていた弟。

「好き」や「やりたい」というような自分の気持ちに素直に従って行動するわたしと、欲やこだわりがあんまりなくて、今目の前にあるものや、その場の流れに従って行動する弟。

そんな対極的な兄弟をみて、「お姉ちゃんはプライド高いから~」っていつの日か親に言われたから、「わたしはプライドが高いんだな」ってなんとなく思っていた。

大学受験の時も、「大学に行くことにこだわる自分はプライドが高いんだな」と思った。まだ勉強したいって思う自分はプライド高いんだ~って。

就活の時も、そこそこ真剣に就活したので「働く場所にこだわる自分はプライドが高いんだな」と思っていた。なるべく納得できる場所で働きたいと思う自分はプライドが高いんだな~って。

先日結婚の話を母にしたときも「どうして(その人を)選ばないの~プライド高いんだから~」って言われて、「そっかあ、やっぱり自分はプライドが高いんだな」って思ったし。

ちなみに弟はというと、そもそも大学に行くこだわりもなかったが、「バスケをいかして推薦のきた大学があるから行く」と流れで進学し、就活も、3年生の冬頃には終わらせていた。ほんとうに、愛嬌と義理と人情をいかして、流れに乗るのが上手である。

父も母も弟寄りのタイプなので、なおさら「わたしは欲深くてプライドが高い人間なんだ(嫌なヤツなんだ)」と思っていた。

*

先日、とある人に

「尊敬してる。出会えてよかったと思ってる。」

と言われて、そういう話をしていたわけでもないのに唐突に言われたから怖いし、このあと口座情報でも聞かれる?わたしも24億円取られる?とか思ったけれど

「なんで?」って聞いたら

プライドが低いし自己肯定感が高い。プライドが低いことで幸福が舞い込んでいる。わたしが目指す幸せを実現しているのはももちゃん!

と言われて、びっくりした。

「えっ、わたしめっちゃプライド高いと思う」って言ったけど、「えっどこが!?」って返されて

「えっだってこんなこと(上記に書いたようなこと)で親にプライド高いって言われるし、自分に自信がある方だと思う。笑」

って言ったら

「それはももちゃんが自分の気持ちに素直に従ってるだけで、プライドが高いわけじゃないよ。プライドが高いっていうのは、判断軸が、自分の気持ちじゃなくて周りにどう思われるかだから。」

「ももちゃん見栄とかないし、いい言葉に感動していい音楽に感動して、関わる周りの人間たちに感動して、全部1人で勝手にキュンキュンしてるだけじゃん。笑 でもその姿勢が周りに信頼されて愛されることに繋がってる。」

と言われて

「あっ、そうなんだ、わたしってプライド高くないんだ…(1人で勝手にキュンキュンしてるっておもろ)」

と、新しい気づきだったし心が軽くなった。
だってわたしは自分のこと「嫌なヤツだな」って思っていたので…。

というかさ、こういうことさら~っと言ってくれる人がいるの、わたし幸せ者すぎるでしょう、ありがとう嬉しい。

確かにわたしは「誰か」を軸に行動すること少ないし、すごいと言われたいとか、モテたいとか、社会で活躍したいとか、流行りに乗りたいとか、あんまり思ったことない。

負けず嫌いで努力が好きで上昇志向が強めなのはそれは確かにそうなんだけど、それは、ただただ自分の生活がもっと楽しくなるかな?みたいな。

お洒落なブランドを身に纏い港区で働き、商社マンにモテることだけを考えて行動して、なんなら整形もして、こんなに素直に文章は書かずキラキラしている部分だけをインスタにアップする、そんな見栄を張る生活とはド反対だし(ド偏見)、やっぱりわたしはプライドがないのかもしれない。

…うーんでも、こんなどうでも良いことをこんな場に書いているということは、プライドが高いのかもしれない。笑


ちなみに、ついでに思ったんだけど

わたしがかつて好きで付き合っていた人、1日中、家の中でヤモリを観察しているような人で、どう考えてもミーハーとはかけ離れていて、洋服はユニクロでお洒落なブランドとかはよくわからない人で(だがしかしスタイル抜群でかっこ良い)、「重いから」という理由で腕時計は付けない、2人で出かけるときも「今日もノープランです、どこ行く?」みたいな、そんな感じで、ぜんっっぜんプライドがなかったなあと。笑
でも、すごい自分軸があって、すごく幸せそうだった。幸せそうすぎて、自分が入る隙を見つけるのが難しいんだけどね。

この人はみんなに変わってると言われているけれど、わたしは同類なのかもしれない。

アクセサリーとかいっぱいつけてて、スーツも髪型もばし!!っと決めてて、先っちょがとがっているタイプの革靴で、香水も付けてて、みたいな男性がすごく苦手なのですが、これは変わってる…?

話が変なところに着地した。

恥ずかしいので、この記事はあとで鍵を付けよう。

今日もお疲れさまでした♩

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