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自分が楽しく働くために、まずは周りに楽しく働いてもらわねば


年度末ということで。

先日

「年度の残業時間、〇〇(部署名)内で、〇〇学部が1番少なかったよ」

と課長から言われた。〇〇学部とは、自分が配属されている学部。

この言葉に色々と感慨深いものがあって、自惚れ記事だけど、書いてもいいかな。


わたしは、毎日仕事ってどうでもいいな、くだらないなと思いながら働いているし、昇進意欲もなければ、バリキャリ志向でもないし、社会を変えてやろうみたいな意気込みも全然ない。

与えられたことはなんでも一生懸命やってしまう性分だし、正義感も強いし多分責任感も強いのだけれど、別にわたしは、全く仕事に恋はしていなくて、仕事は「日常の中に溶け込んでいるストレスフリーなものごと(しかもお金ももらえるハッピー!)」くらいにしか捉えていない。

(の割に予想外に楽しくて、感情が揺さぶられるような、感動して泣いてしまうようなあたたかい思いをいくつもさせていただいているけれど…)

仕事は適当に選んだりはしていなくて、むしろめっちゃ考えに考えて慎重に就活したけれど、別に、例えば「仕事辞めて主婦して」と言われれば「うんいいよ」と言えるくらいには、執着心みたいなものもない。

だから、キャリアプランとかも全然ない。

何が言いたいかというと、仕事に対して適当に向き合っているわけ。

ただ、唯一こだわっていることがあるとしたら、「楽しく働きたい」。それだけは、強い意思。

だって仕事が楽しくなかったら、プライベートもどんどん仕事に犯されていくじゃん、プライベートまで楽しくなくなるじゃん多分。そんなの許せない。笑

ところで、2023年度は楽しく働くことについてよく考えて、よく工夫した1年だった。

考え始めたきっかけは、前に少し触れたことがあるけれど、担当内がハードモードな環境になったこと。

ついに、社会人4年目にしてわたしも病む?とか思ったし周りも結構心配してくれているけれど、唯一のこだわり「楽しく働く」を守りたかったので、色々考えた。

考えた結果、自分が楽しく働きたいから、まず同じ担当として一緒に働く後輩に楽しい気持ちで働いてもらわねば、とそう思って

ちょっと視点を変えて「わたしが楽しく」じゃなくて「後輩が楽しく」働くためにはどうしたらいいかと、戦略を練った。

2年目であるその後輩は、ハードモードな環境でやっていくことをかなり心配していた。2年目で主戦力にならないといけない不安とか。業務増えて残業増えるのやだなあとか。

でもこの後輩、1年目の時、本当に楽しそうに仕事をしてくれていたし、仕事が楽しいとよく言ってくれていたので、環境がハードになったとて、毎日職場に来るのが楽しいなと思っててほしいなあと、やっぱり思ってしまったのよね。お節介なんだけど。

と、ここまで、わたしが自分のこだわりを守りたいがために後輩をコントロールしようと考え始める極めて自分勝手な先輩であることは間違いないのですが、とにかく「へえ、なんかハードモードのくせに先輩めっちゃ楽しそうだし気遣わないし頼ってくれるし自分もやれそうかも」って思ってくれたら、あとはそのテンションでこなすだけなので(元々ポテンシャル高すぎる優秀な後輩なので)、こっちのものだと思うのです。

というわけで、以下を意識してみた。

•自分が残業しないで1番早く帰るし、めっちゃ有休を使う。後輩にも、早く帰ることは悪いことじゃないって思ってもらい、休みをとりやすい環境にする。

・後輩が得意な分野の仕事からふる。都合よく、わたしが得意なことは後輩は苦手で、その逆も然りだったので、得意なやつは全部後輩に任せた。

•自分が程よくサボることで、後輩にもサボらせる。手を抜いていい仕事と、絶対に手を抜いちゃいけない仕事のメリハリをみせる。

•自分が抱えてる仕事の話をよくする。これこんなところがやりがいあるよ、ということも、これだるいわ、という愚痴もどちらも。そうしたら後輩もかまわず話してくれるから。

・「ちょっと聞いてもいい?ここどうしよう?」って、わたしも後輩をめいいっぱい頼る。教えてもらう。頼り方を見せることで、後輩も気を遣わず頼ってくれるようになる。

•「今からこれ教えるけど、やり方の手順を細かく説明するか、根拠とゴールだけ伝えて放置するかどっちがいい?」と聞いて、選んでもらう。ちなみにわたしは後者。

•「6割くらいやったら、周り頼るといいよ」という言葉をかける。1人で時間かけて悩んで8割のもの作るより、そこそこの時間で6割作ったものを、周りに見せてアドバイスもらうことで10割に持っていく方がいいよ!と。周りに見せてる間は暇だから他の仕事できるし、家に帰れるし。組織でみんなで働いてる醍醐味は、まわりに頼れる人がいるってことじゃないのかなって思うから。

・何か都合いいことあると「わたし天才だわ〜」と自分のこと褒めまくった。後輩のことベタベタ褒めるのは「なんかうざ」って思われるかもだけど、自分のこと褒めてるのは「なんやこいつ」で終わる。でも「あっこんな程度で天才って思っていいんだ!」みたいな、ポジティブな気持ちにはなってもらえるじゃん?

(…なんだか文字起こしするとかなり先輩風吹かせたお節介で口うるさい先輩でうざいって感じだが、そんなあからさまに「これ意識しなさい」とか言わないし「これが仕事の流儀だ」みたいな圧かけてないから多分大丈夫。笑)

そうしたら、後輩はハードモードでも楽しく仕事ができているようで、超戦力として前向きに色々やってくれて、結果それに助けられてわたしも楽しく仕事ができた。残業少なかったからたっぷりプライベートも楽しむことができた。

本当にありがとう後輩。めっちゃ働きやすいし楽しい。

冒頭の、課長の「年度の残業時間、〇〇(部署名)内で、〇〇学部が1番少なかったよ」という言葉のあとには「1番少ない人数でまわしてるのにね、お前らすげえわ、俺も楽。」という言葉が続くのですが、心の中でガッツポーズしちゃった。

後輩だけじゃなくて、課長にも楽って思ってもらえたの嬉しい。

長くなってしまった。自惚れ記事、おわり。

今日もお疲れ様でした♩

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