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絵と輪郭線、ただなぞったもの

写真は札幌・大通の水族館AOAOで撮ったもの。

昨日書いた日記は「上手いか数字のすごい絵を真似して描いて隣に置くことで、描けそうもない絵と和解できるかもしれない」という締めでしたが、それはそのまま、かの有名な3ヶ月上達法に当てはまる後に書いてすぐ気づき、しばらく眠れなかった。

日記を書くことでやっと例の練習法の意味が腑に落ちた。文を書いてて良かった事がひとつ増えた。

意味がわかっていなかったと言えば、こんな記事を読んだ。面白かった。
https://takaharasatoshi.com/archives/947
中盤から始まる、対象に迫ることもせずただ線でなぞってるだけという話は思い当たる人も多いのではないか。

模写にはグリッドを重ねて(デジタルならグリッド線書いたレイヤーを重ねて、アナログならデスケルを使って)描くと形が崩れなくて良いというのでそうしたけれど、輪郭線を引いたらそれ以上何を描いていいかわからなくなる。対象のことがよくわからないから。予備校のデッサンを思い出します。輪郭線はきっかけにしか過ぎなくて、講師は陰影と質感を出して形を描けと言っている事を当時の自分に教えてあげたい。聞かないと思うけど。

じゃあ線だけで描くクロッキーなんかどうするんですかと言ったら、それは描いてるものの質感に迫ろうとして描くしかないんじゃないか。ジェスチャードローイングの教本を読むと、まず一本の線で勢いや流れを表現出来る所から始まる。動きある線、止まった線、重い線軽い線と表現を意識して使い分ければ、先にあげた記事で言うただ線でなぞっただけの結果にはならないのではないか。

ジェスチャードローイングも、挑戦してみてただ形をなぞっただけの動きがないクロッキーになったのを思い出した。これもジェスドロらしくなったのが溜まったら記事としてまとめたいと思う。

なぜお絵描き指南動画や記事を探すのか、描かなきゃどうしようもないのに。それはいつでもどこにでも絵が上手くなりたい(と思いたい)自分のことが描いてあって、帰属意識を感じられるから。本当は今の自分が足りないとかちっとも思ってないのかもしれない。でも不都合なものは見たくないから絵には向かわない。そうしてnoteを始めてしまう。私だ。どうやったら絵のために机に向かわせてくれるものが見つかるのか。その方法はまだ探している。

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