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藤井風 「花」私は何になろうかどんな色がいいかな

2023年10月13日にリリースされた風さんのシングル。11月24日についにMVビデオが公開された。歌詞と映像とがリンクしすぎてて、この世界観をここまで落とし込んでるのは凄すぎると思った。

松下洸平さんたちが出演する、木曜ドラマ「いちばんきれいな花」ドラマ主題歌にもなっている。

「枯れていく いまのこの瞬間も
咲いている 全ては溶けていく」
時間は限られていて、この瞬間は2度とやってこないという冒頭で始まる。

日本人に馴染みやすいJPOPの曲調で、優しい歌い方で、ポジティブな聞きやすいものに感じる。

歌詞を何度か聞いていると、散りばめられているパーツのつながりが見えてくる。

サビでは
「咲かせにいくよ 内なる花を」
「探しにいくよ 内なる花を」
という表現が出てくる。

瞑想やヨガなどを通じて、内省し自分の中にある答えを見つけにいく。

「内なる花」という表現はそんなニュアンスに聞こえる。

そして、
サビ前に登場する
「何ができるのだろうか 誰を生きようかな」
「誰もが一つ 全ては一つ」
この表現もいかにも風さんらしい。

魂が人間という自然物に宿る。内省を深めると魂と自然物が一つになる。その状態になるまで輪廻転生する。

自然物の表現がサビの
「いろいな姿や形に惑わされるけれど」
に現れている。

そして
「私は何になろうかどんな色がいいかな
探しにいくよ 内なる花を」

と自分の中の答えに向かって私らしさを探しにいく様子が描かれている。

こんなにも深い世界観をあんなに綺麗な映像でわかりやすく描いている風さんとチームのみなさんがとにかくすごい。

儚くて尊いからこそ、今この瞬間、自分と向き合い、自分らしく生きる大切さを教えてくれる。

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