005:ディスプレイを「クッキー型」のような穴として考えてみる
ディスプレイが型として機能するためには、ディスプレイ自体を3DCGのモデルが示す空洞と見なす必要がある。ディスプレイを「クッキー型」のような穴として考えてみる。そうして、ディスプレイ全体とその中に表示される個別のオブジェクトのテクスチャとをつなげるような仕掛けをする。
ディスプレイのガラスを「ガラス」として使用することで、ディスプレイの空洞性がピクセルのテクスチャと結びつく。そして、ガラスをサーフェイスとして、ピクセルがバルクとなるようなモノが切り出される。ディスプレイ全体と個別のピクセルとのあいだに関係をつくること。モノを切り出す型をつくるために、全体と個別とのあいだに関係をつくる、なんらかのリフレクションをつくりだす。
全体を意識されせる再帰構造=リフレクションのなかで、ピクセルがバルクとなり、ピクセルのテクスチャがモノとして切り出されて、ある一定の厚みを持つ空間が生まれる。
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