自分は自分のことが好きだ。
もう受け入れている。
でも、自分はそうでも、他人は自分のことを「大丈夫じゃない」と思っているかもしれない。
ふと不安になったとき、誰かに「私、これでいいかな？」と聞きたくなる。
そばに誰かいてほしくなる。
「大丈夫」と言ってくれる人を、探す。

本当は自分が自分にそう言ってあげられたらそれでいいのだ。
でも、それができてもなお、まだ他人の「大丈夫」が欲しくなる。
自分ひとりで部屋の中にいるときは自分を認められていても、一歩外に出て、違う価値観の人と接すると、また不安が帰ってくる。
そのたび、私ってまだ完全には自分のこと認められていないのかな、と寂しくなる。

でも体調に周期があるように、世の中に季節があるように、心だって変わっていいのだと思う。
「自分、大丈夫！」とにっこりできる日をできるだけ増やしていければいい。
「大丈夫かな？」と聞きたくなる日がでてきたら、歌や、本や、人に、尋ねればいい。
必ず「大丈夫」と返してくれる人に聞けばいい。

誰だって綺麗事じゃない時間を生きている。
同じことを同じように面倒だと感じるし、やりたくないことをやりたくないと感じる。
みんな大体同じような日々を過ごしている。
自分だけじゃない。自分は大丈夫。それを認められたとき、ふわりと自信を纏えるようになるのかもしれない。