ふと感じる、東京のヒト。東京って異質な空間かもしれない。
3年ちょっと前、2016年4月。
大学生になると同時に上京した街、東京。
「人が多い。人が冷たい。みんな生き急いでいる。」
これが私の感じる東京。
とにかく人が多い。
駅の改札近くでは、大きな軍隊のように歩く方向ごとに列が形成されていて、そこを横切るにも横ぎれない。もはや集団行動のようだった。
(イメージこんな感じ↑)
そして都会となると、どこに行くにせよ溢れるヒトの姿。
昼ご飯をちょっと人気なところで食べようとすると、30分待ちはザラ。こんなことは地方ではまああり得ない。
そしてヒトが冷たい。
先日、東京に遊びにきた妹がこんなことを言っていた。
「東京の駅員には絶対に尋ねるもんか!だって、東京の人、素っ気なさそうじゃん。」
たしかに。間違ってない。地方の人に比べると、素っ気ない。これは私が上京したての時にも強く感じた。だから、東京ではほとんど道や行き方を聞かない。
でもこれは今になって思うが、駅員さんが決して悪いとは思わない。その駅を通るヒトの多さが悪い。東京の駅にいる駅員さんは地方と比べ物にならないくらいの通行人と接している。しかも外国人や観光客、サラリーマン、お年寄りなどなど。実にバラエティに富んでいる。
だから、一人あたりにかけられる時間が短いのだろう。それ故、素っ気ない対応になってしまうのだろう。
あと、電車内で強く思うのが
相互の圧倒的他人感。
電車内で、誰かが何かをしようと
誰も気に留めない。もはや面白い。みんな携帯に一点張りだ。それはマニン電車であってもそうだ。基本、目が小さい画面に吸い込まれてる。
これは今でも不思議だ。都会ならではなんじゃないかなと。
って言っている私も、普段は何食わぬ顔でとスマホ画面を見て音楽を聞いている。いやあ、都会に飲み込まれるもんですね。
高校生の時は、隣のおばちゃんと会話が始まったりしてたんだけどなあ。
最後に、みんな生き急いでいる。
これは地方に長く住んでいた身からすると、強く感じる。
歩く速度が尋常に早い。そして、多少人とぶつかったりしても気にも留めずに進み続ける。
しまいには、少しでも歩く速度が遅い人が前にいると、
「チッ。」と怒ってしまう人さえいる。
たしかに、急いでいる場合だと
その邪魔をされるのは腹立たしく思えるかもしれない。
けど、表に出るほどのことでもないような気がする。
そして、そんなに急ぐならもっと前もって行動すればいい。
私自身、後ろの人に遅いと思われたのか、
ブツブツと文句を言われた経験があるが
申し訳ないという感情以上に、なんでそんな怒るんだろうと純粋に不思議がる気持ちが勝ってしまう。(しかも感情が表情に出やすいタイプなので、より一層相手の堪忍袋を刺激してしまう。)
そんな忙しい街・東京に住んで早3年。
そして大学卒業後も、東京にいる予定だ。
ヒトの多さ、冷たさ、生き急いでいる感。
これは確実に私とマッチしていない。
ヒトが多すぎず、人が温かく、時にゆったりとした時間が流れる街。
こんな街が東京にあるのだろうか。
最近は、日々そんなことを考えながら
電車に揺られている。
shu
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