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半日記

三日坊主になりそうなので、半日しか経ってないが半日日記を書いてみる。半日記。1日はまだ終わっていない、軽やかさ。

今日は平日なので、前回すでに閉まっていたプリント屋さんに電話をして確認。USBからのプリントアウトは可能、1枚50セント。

もうこの時点で、あれだけ歩いて待って手袋をなくして、1枚2ドルと言われたあの日とは比べ物にならない幸せ。

続 プリント屋さん

早速そのプリント屋さんにUSBを持って行ってみる。綺麗な店内、誰もいないが大きなプリンターが近所の床屋さんの垂れ幕らしきものをプリントしている。2ブロックの南米系のおじさんの横顔がプリンターから少しづつ出てくる。しばらくすると奥から小さいおじさんが出てきて、iMacを使ってのプリントアウトの仕方を教えてくれる。

紙のサイズを変えることは可能?と振り返ってきいてみたら、小さいおじさんは違う大きなおじさんに変わっていた。大きなおじさんは英語が堪能ではないらしく、プリント、OK!しか言わない。

しばらくして最初の小さいおじさんが奥から出てきたので、サイズの変更は可能かもう一度聞くと、倍のサイズで値段は$2になるという。サイズは倍で値段は4倍。何故だ。じゃあ、レターサイズで、3枚。同じ画像のjpegとPDFを試してみたが、特に違いは見当たらなかった。

自分の撮った写真を白黒で3枚プリントして、$1.50を払う。封筒か何かある?と聞くと、大きめの厚紙を半分に折ってくれた。こういうところ、私は大好き。

自分で下の方だけもう一度折り、L字型のプリントアウト入れの完成。

ああ、この間のお店でプリントせず良かったと心から思う。今日のお店にはまた来たい。

砂糖がないと生きていけない。

来た道ではない道を選んで家に帰る。その道には前から行ってみたかった、まだ一度も買ったことのない南米系のベーカリーがあることを思い出す。

砂糖がないと生きていけない。

人にはそれぞれ、その人によってsubstanceがあると思う。中毒の度合いは違えど、タバコ、お酒、ご飯、お菓子、コーヒー等、何かしらこれがないと生きていけないというものがあると信じている。

私の場合それは砂糖で、お金がない最近は家にある甘い物を食べ尽くしていしまい、2018年のクリスマスに台北の龍山寺でお祈りしてもらって大事にしていたミルクの飴を舐めていた…。(そろそろ限界)

今日くらいはいいだろうと思い、初のベーカリーに入る。Latino系のかわいいおばちゃんにクロワッサンとクリームが入った砂糖がけドーナツを注文。クロワッサンはそのベーカリーのなんとなくのレベルを知るため。砂糖がけドーナツはレジの一番近くにあり、注文するのを避けられなかった。クロワッサンは値段を聞かなかったが、砂糖がけドーナツは$1.75と言われた。

全部で$3.75。キャッシュで$5を払うと、おばちゃんは、no cambio(お釣りがない)と言う。どこからともなく出てきた大きなスペイン語をしゃべるおじさんが、俺が行ってきてやるよという感じで(やりとりは全てスペイン語なので、彼の言葉は私の妄想)20ドル札を持ってどこかへ行ってしまった。おばちゃんは私に、1minute, OK?と言う。

$5-$3.75=$1.25。約140円弱のために店内の椅子に座って待つ。

しばらくしておじさんが帰ってきて、あの子に25セントあげて、という感じで私にクオーターを1枚渡してくれた。彼は小銭係なのか?

そしてその後、おばちゃんが3ドルくれた。そのうちの1ドルはセロハンテープでくっついてるボロボロのもので、OK? Keep it!と言われる。

頭の中は?でいっぱいだった。

5ドル払って、クロワッサンとドーナツを買い、$3.25のお釣りをもらった。

おばちゃんにこれでいいのかもう一度確認したが、Keep it, sorry for the wait!と言われた。待っていたからってお釣りは増えるのか?わからない。

この間18000歩も歩いて何も生産性がなかった日の埋め合わせがこういうところで起こるのか。ただのお釣りの間違いかもしれないが、今日はもう砂糖と小銭とプリントアウトと、幸せで満ち溢れている。

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