望美【花写真・棚田写真】 2016年4月12日 02:31 姫は心を病んでいた。愛する王子は、姫に愛を誓いながら、浮き名をながす。姫は耐えられず、しだれ桜の木になった。王子は生まれて初めて後悔した。桜の幹を撫でて泣くと根が王子の足に絡み、一気に王子を土の中へ。息絶えた王子は、桜の枝にしっかり抱かれ微笑んでいた。花吹雪が姫の涙のようだった。 #写真 #小説 #ショートショート #春が来た #2016桜 41 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? 記事をサポート