見出し画像

ミニマリスト的に正解なYoutubeにサブスクする根拠とは?

///この記事は歴史的仮名遣ひで書かれてゐます///

私との発想の余りの違ひといふか、記事における論法の違ひ?に軽い驚きを得たので記事にしてみようと思ひました。ここで引用元の主さんは、毎日YouTubeを1時間以上見る人にサブスク(YouTube Premium)を推奨する主な根拠として、CM(広告)除去による時間の節約を挙げるのですが、、、

YouTubeの動画を一回みることに15秒のCMが入ると過程し、10分の動画を毎日6本くらいみるとすれば、毎日15×6=90(秒)のCMを半強制的にみていることになります

かうした発想で動画一本見るごとにCMで私たちの時間がどれだけ浪費されてゐるか、そしてそれは概算でひと月に約15分の浪費に及ぶであらうと説きます。

(平日5日×90秒+土日2日×180秒)*4週 = 810秒(=13,4分)くらいを「完全非生産的時間」に費やしている計算になります。
(…)
たかだか13,4分ですが、それを1000円で消し去り新しい13分が生まれるわけです。

恥づかしながら私は現段階では時給4000円未満の労働生産性でありまして、この発想、論法、根拠ではまったくYouTube Premiumでサブスクするモチベーションにならないな、と思ひました。つまり私の労働生産性であればサブスクして時間を浮かすより、ときをり挿入されるCMをボケーっと見てゐた方がよっぽど得やん??となるからです。

現在YouTube Premiumの通常プランは1180円/月ですので、少し精度を上げると時給4720円以上の労働生産性でなければ、、となります。フルタイムだと日給37760円以上、このやうななかなかの高級取でなければYouTube Premiumに課金する価値はないのでせうか?もちろん、そんなわけはないのです。 

私は長らくYoutubeに課金してゐます。その最大の理由は引用元では脇に添えられてゐる「動画が広告によって急に中断するストレス」、それを何よりも厭(いと)ふからです。この発想による課金の根拠を述べますと、

月額1180円のサブスクであれば、ひと月を30日で日割りして1日約40円。自分が選択して、楽しんだり、なんらかの意識を注いでゐる動画(or音楽)が中断されないのなら、1日40円なんて安すぎると思ってきたから、となります。

今では1日1時間程度をYouTubeに費やしてゐる私ですが、課金を始めた3,4年前の当時はまるで視聴しない日もしょっちゅうありました。にも関はらず課金を決めたのは、見ないかもしれないが見るかもしれない日も含めて、あらかじめ視聴・聴取が中断されるリスクを取り除いておける、それはつまり意識が分断されて散漫になるリスクをあらかじめ取り除いておけるのならば、1日40円、月額1180円の課金に疑念を挟む余地はないと感じたからです。視聴時間の増加した今ならこの余地は毛の先が挟まるほどにもなくなってゐるでせう。おそらく課金をやめる時はYouTubeの視聴を見るのをやめる時くらゐになるのではないかと思ひます。

かういふ訳ですので、引用元の主さんの時間の節約論法?は、記事のタイトルに「ミニマリズム」とあっただけに意外に思ひました。打算的で時間も具体的で一見もっともらしく見えますが、本当に主さんは私たちを記事で説得するやうなその根拠で課金を決めたんでせうか?だってこれって10円安いからって遠いスーパーで買ひものしちゃふ人の発想ぢゃないの?って思ひましたから。チリも積もれば山となる…。でも、チリはどれだけ溜まってもチリの山ぢゃないですか?チリを集めてもチリの山以外にはならないよ、だからチリをあらかじめ捨ててはじめからチリ以外の山を作ったらどう?といふのが原ミニマリストのメッセージではなかったのかなって訝ったんです。

私の中でものを買う基準はいくつかありますが、そのうちの一つ時間を生み出すかどうかという項目があります。

ここで生み出された時間とは本当にチリツモ式に得た時間だったのでせうか?本当は、もっと大きな時間が生み出されたのではないでせうか?もちろん主さんの論法が理解力に乏しい私たち向けの方便であったことは十分承知してゐますが、それをそのままでは記事を読んだ人の中に節約をミニマリズムであると誤解する人が出てきてしまふと思ったんです。

いまだ入門したばかりの半端者ゆゑミニマリズム理解の誤解や浅薄など、コメント欄や引用などで先輩方に容赦なきご意見ご指摘ご批判などとしていただけるととても嬉しいです。最後まで読んでいただきありがたうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?