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介護や育児をシェア、サポーターの見つけ方

地元に住む母に何かあった時に、周囲の方から私宛に連絡が入ることがあります。近くに住む弟はもちろんですが、近所の方や母と付き合いがある方からです。それは、私自身が事前に挨拶をしたり名刺を配っていたことの結果です。「急に連絡がなくなると、倒れたのではないかと不安になる」ことは、家族だけでなく、本人が付き合いがある周囲も同様。頼みごとをしておくことは、相手の方にとっても安心なのだ、と見方を変えると、周囲へのお願い事も楽になりますね。


子育てのサポーターの見つけ方は、ひとり親の就労支援を担当してからグッと広がりました。世帯主として働きつつ、子供たちのケアの責任者でもある一人親の方にとって、周囲のサポーターの存在はとても大きいものです。

例えば、元配偶者の親、従姉妹、兄弟、ママ友達・パパ友達、近所の方、などのサポートを受けている方々に出会いました。

ポイントは、「祖父母として、孫の成長は見守りたいのではないか?」「近所に住む方も、小さい子供の安全が気になっているのではないか?」等と相手のメリット、お互いの共通の目標を見つけることです。そうして、月に数回、〇曜日だけなど、少しずつ依頼すると相手も受けやすいものです。

ベビーシッターサービスや、自治体のファミリ―サポート、シルバー人材センターなどにも、「大事なイベントがあり、1日だけでも見てくれる方をお願いしたい」「固定の曜日にお願いしたいので、相手の方にも予定がつきやすいと思う」等と、交渉してみると話も進みやすいでしょう。

「親が近くに住んでいないの頼れる人がいない」という声をよく聞きますが、「祖父母=孫の世話をやりたいと考えている」「祖父母=孫の世話ができる」とは限りません。第2の人生は好きなことをしたい、働き続けたい等親のライフプランもあります。また70代を過ぎると体力的に小さな子供たちのケアをすることが難しい方もいらっしゃいます。

子育てをシェアしながら地域で一緒に子供たちを育てていく。そのようなプロジェクトと考えて、周囲を見渡してみるとよいですね。


再就職や復職の際には、セミナーやキャリア相談を通して具体的にアドバイスをしています。


参考記事:日経DUAL

    シルバー人材センター埼玉