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リーダーにダメ出しできない組織は崩壊する。権威の心理学「機長症候群」

本日は機長症候群について書いていきます。

機長症候群とは…
リーダーなど上の立場にいる人の選択を部下が妄信的に信じてしまい、例え間違っていたとしても修正されなくなってしまう、という現象のことです。

リーダーが強制的な立場を言っているため周りがイエスしか言えなくなっている現象、と誤解されることがありますが、それは本質的に正しいとは言えません。

機長症候群はリーダーが優れた人物であるため、そのリーダーの選択に対し周囲の人間が思考することや議論することをやめてしまうというのが本来の意味なのです。

ついてくる部下が「優秀なリーダーが言っているからきっと間違っていない」と考えてしまう、これが機長症候群の本当の恐ろしさなのです。
機長症候群にならない為に気をつける事は自分を過大評価しない事と、人に任せる事。

優秀な人はアイディアが豊富で、自分のアイデアが良い結果が生まれると思いアイディアを出し続けてしまう。
それは理解できます。
確かに自分でやった方が成功確率が上がるのは間違いないと思う。
ただ、それでは人は育たないです。
優秀なリーダーは人を育てることも義務の一つです。
人を育てられないリーダーは、本当の意味での優秀ではないからです。

機長症候群はリーダーが気を付けるだけではいけません。
いくら優秀なリーダーや権威のある人が周りにいても自分の考えは常に持つ必要があります。

この自分の考えを持つために気を付けないといけないことを紹介します。

①感情に左右されない判断力を磨く
②上手くいかない事は当たり前という忍耐力
③客観的な事実を情報収集
④自分の意見に対して説得力を持たせる根拠を作る
⑤助言は積極的に求め、最終判断は自分でする

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