2021年6月
朝起きると、珍しく、夢を鮮明に覚えていた。

母と旅行に向かっていた。母の車で、山道を走る。
行き先は伊勢神宮。でも、だったらなんで車で向かってるの？なんて、夢の中の私は一瞬考えそうになる。そんなのどうでも良いじゃない、とにかく、すごく素敵なところに向かっていた。
窓の外を見ると、木に、一羽の雉がとまっていた。
立派な、雄の雉だった。山は雨上がりで、空間全てに陽の光が反射して、きらきら輝いていた。柔らかくて優しい空気に包まれて、雉の羽根が、立派に下まで垂れ下がっていた。とにかく、綺麗だった。
わぁ、なんて綺麗なんだろう！
と思って、目が覚めた。

しかし、なんで雉なんだ。雉に想いを馳せたことなんて、人生で一度もないぞ。最近テレビで雉を見た、なんてことも、全くない。
でも、とにかく良い夢な気がしたから、気になって夢占いを調べてみました。
まず、家族と旅行に行くことも、雉の夢も、吉夢とのこと。
そして、木にとまった雉の夢は「身内に幸運が訪れる予兆」とのこと。
へぇ〜、と思いつつ、あんまり夢の話を言いふらすとせっかくの良いパワーが逃げちゃうかな、なんて思って、その日お母さんに電話だけした。

そのすこし後、兄夫婦に赤ちゃんができたと連絡が来たときは、すごく嬉しかったのと同時に、やっぱり！と思った。そうじゃないかなと思ったんだよね。

先日、元気な甥っ子が誕生しました。おばさんデビュー、初甥っ子。本当に嬉しいな。親族一同、君の健やかなる成長を祈っているよ。