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水泳に通い出した理由

じつは数年前、冬になると、ときどき背中が痛むようになりました。
社会人になってからは、仕事柄、一日何時間も似たような姿勢で座りっぱなしのことが少なくない生活。

整体に通ったり、温湿布を貼ったりすれば楽にはなるものの、今からこんなことだと、歳を取るほど痛みはひどくなるかもしれません。これは根本的に改善しないと、体が動かなくなってからでは遅い、と危機感を覚えました。

心身の健康のために必要なものといえば、睡眠・食事・運動
これ以外にないはず。

私は普段よく眠れるし、よく食べられるけど、運動といえるものは学生時代以来、していませんでした。
よし、運動しよう!と思ったんですけど、私のようなインドアな生活習慣の人間がいきなりジョギングしたところで続くわけがありません。明白です。数年前にそこは一度通り過ぎたから。走ろうと思ってもどうせ1、2回で面倒くさくなるという確信がありました。世の中には走れる人と、走れない人がいる。私は後者です。

おあつらえ向きに家の近くにフィットネスクラブがあったので、入会料を調べてみたのですが、あたりまえですが高額。月に一万いくら。
こんなお金を払ったら、面倒くさがりの私でもさすがにフィットネスに通うでしょうけど、でもそのためだけにお金を払うなんてばかばかしい。私はいい感じに、ゆるく楽しくやりたいできればあんまりお金もかけたくない

それで思いついたのが、市民プールに行くこと

何を隠そう、中学に上がる前くらいまでは水泳教室に通っていたし、バタフライまでは一通り泳げるのです。水泳選手になりたいわけじゃなかったから、選手育成コースに昇級したあとは辞めちゃいましたけど。
水の中を泳ぐのは、結構好きです。
インドアな私が、好きだと思える運動

それで、市民プールに通うようになりました。しかし、十年ぶりくらいに泳いだらすぐに息が上がってしまって、体力の衰えにビックリしたものでした。
水泳教室に通っていた頃は、準備運動がクロール400mを2回泳ぐことだったのに。
今はとても、そんな風にスイスイ泳ぐ体力はありません。

水泳選手じゃないのだから、とりあえず休憩しながら1000mも泳げれば充分だろうという感じで泳ぐようになりました。水の中にはスマートフォンも、音楽もありません。まっさらになって、水の中に降って来る太陽の光を見ながら、全身を使って泳いでいくと、すっきりした気持ちになっていきます。
仕事、家事、勉強、人間関係、普段は忙しなく、色々なことを考えているから、精神にはそういう時間が必要なときもあるような気がします。

体について言うと、変化は劇的でした。
まったく運動をしない座り仕事の私と、毎週水泳をしている座り仕事の私では、後者のほうが圧倒的に強い
体力がついて、ちょっとやそっとのことでは疲れない。少し根を詰めたくらいでは、肩や背中が痛くなることもない。とにかく体が軽くなる。
水泳、すごい!って素直に思いました。
みんな水泳をやるべき。
水泳最高

………って、周囲の人にはいつも言っているんですけど、不健康な生活の人はそう簡単には生活改善をしようとしないし、そもそも元来運動が好きじゃない人が運動習慣を身に付けることは稀ですね。

でも、整体に行ったりマッサージに行ったり、サプリメントなどを飲んだところで、体の基礎が弱っていたら、やっぱりまた同じところを痛めやすいと思うのです。
水泳なら、普段運動をしなくて体力がない人でも、水の浮力が助けてくれて関節などを痛めにくいのでよいと思います。おすすめ。1000mもいきなり泳げない人はもちろんもっと少なくていいし、歩くだけでもいいわけで。水泳選手じゃないのだから。

何より1回470円で自由に使用させてくれる近所の市民プール、建物もキレイだし設備も揃っていて控えめに言って最高です。税金払った甲斐ある。市民の健康守られてる。よく考えると温水プールなんて王侯貴族みたいな施設を安価に利用できる環境にいるって、すごいですよね。

何をするにも体が資本なので、これからも睡眠・食事・運動はちゃんとしたいな、と思います。

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