プレゼンテーション3

印籠を出さない水戸黄門は物足りない BLUE GIANT SUPREME(6)を読んだ

BLUE GIANT SUPREME(6)を読んだ

ピアニストがメインの巻。
面白いんだけど、物足りない。
ストーリーは進んでいるし、展開もいい感じ。
でも、たりないんだ。
Dのサックスが。

初めてこの作品を読んだのは、東京出張中。
知人がSNSで紹介していた本が、kindle版の1巻が期間限定で無科だったので買ってみたのが最初だ。
一気にはまり、上京中に全部購入、読了した。
無科期間が終わった後は、1巻、2巻を買い直した。

ジャズには全く興味がなく、聞いたことも聞く予定も無いのだが、ジャズってかっこいいなあと思うようになった。
定禅寺通りを訪れたときには、ちょっとした聖地巡礼気分を味わった。

音が聞こえないはずのマンガから、音が聞こえてくる。
そんなDの演奏シーンが好きだ。
私が読みたいのは、なんやかんやあったとしても、Dがサックスを吹けば全てが解決する話なのだ。

ずっとこのマンガは水戸黄門みたいだと思っていた。
最後には印籠出して終わりだとわかっていても、それを期待して最後まで見るのが水戸黄門。
水戸黄門の最後には印籠が必要。
BULE GIANTには、Dのサックスが必要。
ワンパターンでもいいから、Dがサックスを演奏することで、聴いている人が度肝を抜かれ、全てが解決してほしいのだ。
少なくとも私はそれを求めている。

7巻ではDのサックスが炸裂してほしいなあ。


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