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月モカ!!vol.265「東京Oasis 2023」


出発の朝、寺の夢を見た。雨の夢だった——。

先週、修善寺に行く栞に「帯同」などという偉そうな理由をつけて、くっついて行き2泊してきたのですが、その様子を動画にまとめてレディオ中での特番としようとしていたらなんだか「東京Oasis」ぽいものができたので月モカで公開します↑↑↑(黒電話をクリック)

「東京Oasis」をご存知ない方にお伝えすると、わたしがデビュー前から書いている私小説のスケッチのようなもので、デビュー作の「蝶番」は「東京Oasis(2008)」とも言える、とかそんなようなものです。「宵巴里」は全然「東京Oasis」的ではないですが、その前身となった「わたしと音楽、恋と世界」(志磨音楽をバックに疾走するロックダウンの春を描いた私小説☞太宰の1次で落とされた)なんかは久しぶりに(東京OASIS)らしい作品で、
懲りずに作った映像作品(2021)が「ある時節の終わり」です。


で、今回なぜ「月モカ」にこの動画にしたかというと、
テキスト、つまり原稿がないのです。
今回生まれて初めての試みなんですが、一度も紙に書きつけずに、
頭に降りてきた言葉を、そのまま一発録りしてみたんです。
5分以上一発で詩的にしゃべるというのは難しいは難しく、
結果最初の夢のアーケードのくだりまでで1度切り、そこまでを3回ほど失敗した後に(ええいままよ!)と残りは一気に録音してみた。
やってみたらできるもんだなあという感想と、
まあよく考えたらこれを口述しないで打っているだけだから、指先から喉に、抽出の道具を変えただけと思えば、もしかしたら、いつも一気に書くくらいのサイズ感では一発録音ができるということではないか?と思ったりもして。

湯回廊菊屋の貸切風呂「星」

わたしは都市伝説系Youtuberのナオキマンが好きで、課金してサロン入ってるくらい好きなのですがそこに対談に来た「ネドじゅん」さんの回でネドじゅんさんが「右脳は胎にある、全部右脳に任せよ」(←勝手に総括してる)という言葉がとてもしっくりして、そのしっくりした理由が全然わかっていなかったんだが、うちの栞に「だってモカコさんの標語は”胎動は己の子宮から”じゃないですか」と言われて、ああそうか、そうだったわ、通常運転でやっていることを説明するとこうなるんだわ、となり、
ただわたしは直感の類は頭に降りてくると思ってて、胎からあがってくるとは思っていなかったので、ここのところ胎からあがってくる衝動に五感をそばだてる、というようなことをしていたらどうも今回の動画「一度紙に書く」という作業をなくせ!というような感じが胎から上がってきた感じがあったんだよね。(というか正確には”書く”という作業が信じられないくらい憂鬱に感じて、一度書かないといけないなら動画作るのやめたいみたいに子宮が言ってきた)で、大人としては今週のレディオに修善寺の動画をわたしが編集したやつを挿すのは決まってることだから「作らない」はダメやからってことで「じゃあそのまま録音してよ」みたいな左脳(端末)と右脳(子宮)の自作自演のやり取りの中でそうなった。

で実際「そんなんやったことないけどできるんかいな」と思ったら意外とできて、そして聴いてみたら、書きつけたものを読んでいるのとはまた違う、自分でもその続きの言葉を知らないまま話していてちょっと詰まったり、
おかしな間ができたり、突然敬語になったり、突然情熱大陸のナレーションみたいな話し方になったりすることが、面白かった。笑。

へえ、こういうやり方にも「言葉」にはあるんだ。と思ったから、
わたしは当然これを誰よりも「月モカの読者」に伝えて、どう思う?って感じのことをやりたかったんです。笑。
そんなわけで、今週の月モカは
「栞珈琲at修善寺オルタ、に帯同するモカコ」

七福神の中に福禄寿さんという神様がおられることを
修禅寺で「七福神みくじ」をひき、初めて知りました。

福・禄・寿とは道教に置いて、
福)実子に恵まれる
封禄)お金に恵まれる
寿)健康な状態で長生きできる
という意味があるらしいが、確かに菊屋の大浴場の湯は「延命の湯」だったし、栞珈琲の修善寺2日目は大盛況で売り上げも良かったらしいから、
実子をのぞいてはいい感じ。

栞珈琲 at カフェ オルタ

ネドじゅんさんに関しては、サロンでしゃべっていることはすごくよくわかりましたがその後Kindleで買った本の内容は全然入ってこなくて、
もしかしてライターを立てていたのだとしたらその人の言葉がわたしにはバベルの塔でしたので、ご覧になる方は各々に合う形で吸収されてください。


今月から神保町のPASSAGE Bis!とのコラボ連載「すきとおる」が始まり、
この作品が蔵出しされるのをずっと待っていたわたしとしては「ここ入魂どころ!」ということで原稿のことと、今月から変容したイーディの新たな営業形態のことなので、ちょっと月モカがあまり更新できていませんでしたがが(軒先ピアノも土曜に通報されたし…)
今から7月頭のどこかでがっつり原稿と向き合う時間がとれると思うので、
そしたら平行しての月モカは問題なくなると思っています!
それではまた来週!!(のつもりで!)

月モカvol.265「東京Oasis 2023」
※月モカは「月曜モカ子の私的モチーフ」の略です

昨日のレディオはほぼ「修善寺映像」なのでここには先週のレディオを貼っておきます〜!!!虫プロダクションの「クレオパトラ」についてなど、話しているよ!

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☆モチーフとは動機、理由、主題という意味のフランス語の単語です。
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