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就活について思うこと

前回に続いて、「就活」について書いていこうと思う。

就活をしていて思うことがあった。

「就活って大学受験に近しい」。

大学受験の現代文を読解する時、接続詞や筆者の主張にマーキングをするといった明確なテクニックとまではいかないものの、ESを書く際には「結論ファースト」で書くことが望ましいこと、各企業毎に求められている人材を抽象化して、それに自分を”当てはめていく”。これが間違い、と言いたいわけではない。ただ、テクニック一辺倒にしか見えないことは不自然だと思う。

これ以外にも就活生と社会人との関係性でも大学受験との共通項と感じたことがあった。

上記のニュースを見て、「これは氷山の一角に過ぎないだろうな」とどこか思った自分がいた。

OB訪問をする手段は近頃多様化している、と実際に私もOB訪問する中で社員の方に聞いたことがある。〇〇リーチ・キャンパスや〇〇cherなど、大学のキャリアセンターでOBの名簿を閲覧する以外にも多分にある。

社会人の方と顔をあわせることが容易になった今、「会社の働き方」や「なぜその会社に入ったのか」「どんな仕事をしているのか」と知りたいことが山ほどある学生と「会社のことを知ってほしい」想いがある社会人。ありふれた需要に対して、”社会人”という立場を利用した会社員という供給側。大学受験のマーケットにおける生徒と講師と似ていると私は感じる。需要側の危機管理能力に問題がなかったといえばそうではないかもしれない。ただ、供給側の立場と権利を使った悪行でしかないと思う。

テクニック化と学生と社会人の関わり方によって大学受験化してきている。就活をしている現在どんなキャリアを選択していくのが良いのか、という自分自身について考えるだけでなく、今回のニュースによってまたさらに考えることが増え、悩まされる日々が、1日が今以上に重くなると思うと、就活が本当に嫌になる。

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