見出し画像

【第3回】宿の売り上げをどう確保するのか?

こんにちは、もっちです。

前回はペンションの売り上げに関する話でした。ぼくの宿の売り上げと夫婦の年収が暴露されるという赤裸々な内容(笑)どう感じましたか?

今回は、宿の売り上げをどう確保するのか?という部分について書いていきたいと思います。

これはもうズバリ、楽天トラベルやじゃらんネット(以下、OTA各社)にまずは頼れ!ってことになります。

10%前後のシステム利用料などを考えて、自社HPから予約を取りたいと思う気持ちもわかりますが、現実的にはうちの場合9割以上がこうしたOTA各社からの流入です。

いろいろ工夫をしているお宿もあります。自社HPからの予約だと少し安くしているとか、キャッシュバックするとか。ここは考え方次第です。

ちなみにうちは自社もOTA各社も同じ値段で売っています。自分の欲しい売り上げを考えて、そこにOTA各社に支払う手数料を上乗せして売っているというイメージですね。だから自社予約してくれる方にはサービスを手厚くしたりしています。

なぜOTAを使うのか?の話を戻しますと、開業したてのヒヨッコがいきなり認知度の低い自社HPだけに頼るというのはちょっと無謀なんですね。いっくら良いSEOとか、今だったらSNSがあったとしても、「このエリアで今日明日泊まる宿を見つける」事に特化したOTA各社には敵わないのです。「自社のあるエリアで、今日明日泊まる宿を見つける」目的のために閲覧している人が数千人単位でいるわけですから。あなたの宿を全然知らなくても発見してくれる人がたくさんいるんです。SEOやSNSが要らないと言っているのではないですよ。順番の問題です。

うちも開業時からずっと楽天トラベルとじゃらんネットには頼りきりです。もうこれでいいなと思ってます。

しかしながら、登録すればすべてお任せで売れる宿になるのかと言ったら、そうではないのですね。

実際にはネットマーケティングを自分でやっていく努力が必要になります。

この部分、楽天トラベルは充実していて、無料で使える機能がじゃらんネットより多いのです。例えばメルマガやページのカスタマイズ。活用すればお客さんにメルマガで情報を直接提供できたり、綺麗なページや面白いページを作って興味を持ってもらえたり、予約につなげられる機能が満載なのです。

じゃらんネットでも同じようなの機能があるものの、こちらは有料となっており、うちは使っていません。じゃらんの有料機能でも楽天には敵わないというのがぼくの感想。しかも、マックス4部屋の宿ですから、人気日程は何もしなくてもすぐに埋まるという利点があるんですね。

こうして、ペンションにかかわらず今や多くのお宿さんの売り上げ確保の大きな存在となっているOTA各社なわけです。手数料なんかは広告代と思って割り切った方がいいです。

SNSやブログは当然やるものとして、多少の手数料がかかっても「今あるニーズをすぐに売り上げに変えることのできる」ポータルサイトがあるなら、登録をしておいてやっぱり損はない、というか登録しましょう。新規の開業であるならなおさら。宿業なら旅行系OTA、飲食店ならぐるなびとかホットペッパーとか?

商売を軌道に乗せて固定のお客様が出来始めたら、自社のHPやSNSからの流入を増やしていき、リピーターさんとの交流を持ったり、情報提供をしていけばいい。うちも13年目になってようやくリピーターさんに助けていただける宿になってきています。全てが最初からうまく回るなんてことはないと思った方がいいですよね。SNSでの集客をしたいなら、アカウントを時間かけて育てていく努力と覚悟をしましょう。

今回のまとめ


売り上げ確保は永遠に続く課題です。商売をやっているなら、これは常に考え続けないといけない。商売を始めるなら、わりとすぐに売り上げにつなげやすい大手のサイトに頼るは全然恥ずかしいことじゃない!やり方次第では老舗と肩を並べる売り上げ確保も短期間で可能となります。その上で自社の努力も積み重ねていくと良いよね!ってお話でした。

前回と合わせて、うちのキャッシュフロー関係のお話はひと段落です。
ペンションオーナーとして生かされていますが、この部分がしっかりしていてこそのものであるとお分かりいただけたかと思います。
え?ペンションやってみたいですか?

じゃあ次回からは、ぼくがペンションを始めるに至った昔話をしていきたいと思います!
乞うご期待!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?