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7年ぶりにTOEICを受けた記録

今年の7月末、7年ぶりにTOEICを受験した。
突然受けることになり、申し込んだ時点で猶予は2か月。目標は900点。あわよくば930~950くらい取れれば嬉しい。
短い期間だったので、出来る限り集中的で効率の良い対策をこころがけた。
自分なりにがんばったので、ここに書き残しておきたい。


準備(はじめにしたこと)

・対策方法みたいな動画を見た

対策の方向性くらいは誰かに教えて欲しいなと思い、YouTubeで「TOEIC、2か月で900点を超える勉強法!」みたいなのを3本見た。
3本目に見たAtsueigoさんのお話が丁寧で誠実で、とても励まされたのでこれ以降は特に方法動画は見てない。

・使うテキストを決めた

テキストや問題集は買うと高いので、7年前に買ったテキストを引っ張り出して来た。使えそうなものは使いたかった。
朝日新聞出版の特急シリーズが3冊(金のフレーズ、文法特急、読解特急)と、リスニング問題集1冊、文法問題集1冊、計5冊を発掘。
これをひととおり2~3週間でやってみて、自分の課題やこの5冊で足りない部分が見えたら、その時点で改めて計画を立てることにした。

7年前のテキスト(一部)。

前半(6月初旬~中旬)

・単語の鬼

「出る単特急 金のフレーズ」を覚える作業。1つでも怪しい単語があるページに付箋を縦に付け(短辺に付ける)、全部覚えたら付箋を横にする(長辺に付ける)。これを通勤時間などで何周もやっていく。

付箋のようす。年のせいか全然覚えられない。

・問題集を1冊ずつ消化する

手元にある問題集を1冊ずつ、積読を消化するように解いていく。家だと全然やる気が出なかったので、近所の図書館やファミレスに通った。2~3週間で4冊消化した頃、勉強するリズムが出来てきて、少しやる気も出て来た。自分の課題も見えてきた。

中盤(6月下旬~7月中旬)

・問題集を買い足した

7年前の問題集に限界を感じ、ついに書店へ。本番形式の問題集2冊と単語集1冊、Part7のダブルパッセージの問題集1冊、さらに高得点を狙うため、難問を集めた問題集を2冊(Part1-4のものと5-6のもの)を買った。この時点で残された時間は1カ月程度。6冊やり切る自信はなかったけど、対策出来ていない箇所がある方が怖かった。

買い足したテキスト。さらに単語帳「黒のフレーズ」も買った。

・模試と問題集の繰り返し

模試の問題集を2冊買ったので、これを解く日を「実力テストの日」とし、その日に焦点を当てて問題集や単語帳で弱点対策をする日々。

本番形式の問題集は、時間を計って出来る限り本番と同条件で解いた。
点数を確認し、その後時間無制限でもう1回解く。その差分を見て、解けない原因を分析し、問題集等で再び対策する。

TOEICは「英語力+TOEIC力」だと良く言われるそうで、確かに問題のパターンや癖、時間配分など、コツを掴むことで攻略できる要素は大きい。
そういう意味でも、模試をうまく活用することは大事だと思う。

さらに小心者の私は「対策出来ていない箇所がある」こと、さらに「本番でそれに気づいてしまう」ことを何より恐れていたので、この方法は精神的にも効果的だった。

最後の1週間

模試を解き切って、購入した問題集は出来るところまでやる。単語集を最後に1周し、「できることは全部やった」と信じた。(これが本番の余裕に繋がるので…)

結果

2週間程度でWEB上に結果が掲載された。

やった~!

975点。
対策を始めてひと月くらい経ったころ、せっかくなら満点を狙いたいと思い始めていたので、正直「お、惜しい…!」と悔しい気持ちは強かった。
一方で、体力・集中力・記憶力すべてに衰えを感じながら出来る限りのことはやった自負もある。中年にしてはようやったで。

さいごに

私はとにかく面倒くさがりで腰が重いが、凝り性でオタク気質なので「攻略」が好きだ。何かをやり始めるとだんだん集中し始めてドライブがかかり、ある程度以上までは行ってみたくなる。

今回はこのドライブがかかった時の自分の集中力に賭け、2か月間でやり切るルートを選んだ。
前半1カ月は正直あまりやる気が出なくて面倒だったけど、1冊解いたらTwitterに投稿して皆に褒めてもらったり、図書館に通ったり、高い問題集をドンと買ったりしてなんとかエンジンをかけた。2か月しかなかったから頑張れたようにも思う。

当初の目標を大きく上回るスコアだったのは自分の中での成功体験にもなった。こうして時々自分にクエストを課して負荷をかけ、人生の中で「攻略」を重ねていくのも良いかも知れない。

参考(使ったテキスト)

単語

「金フレ」はマストだけど、900以上狙うならこれじゃ足りないなと早々に気づいて、「黒フレ」を買いました。

Part1-4

ベレ出版のは特に難しかったけど、負荷トレーニングにはすごく良かった。模試のリスニングがゆっくりに聞こえた。

Part5-6

実はもう1冊解いたんですが、腑に落ちないところとか謎の例文とかが多くてモヤモヤしたので割愛します。

Part7

特急シリーズをたくさん買っているのは、持ち歩きやすくスキマ時間に解きやすいからです。移動時間とか、歯医者の待ち時間とか。

模試問題集

アルクのも公式のも、解説が手厚くてよかった。模試を最低3回×2周解くことで、TOEICのための筋力は確実についた。とはいえ公式のやつ、高いよね。

以上。chu! 意外と長くてごめん。

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