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本は案外、すぐに移り変わっていく。

子どもの頃に読んだ本の挿絵が変わっていたり
なんなら絶版になってもう手に入らなかったり

本屋さんに並ぶ本は、日ごと移り変わっていく。

そのときどきを写す、雑誌のような”瞬間のもの”じゃなくたって
小説みたいな不変的に思えるものだって様子を変えていってしまう。

図書館で読んだ本が良かったから買おうと思ったら挿絵が変わっていてがっかりしたり、文章が改訂されてしまっていたり。

あの挿絵がよかったのに
あの言い回しがよかったのに

少し変わっただけでなんだか別の本みたいだ
これは私が好きだった本じゃ、ない

そんな風に。

だから、何度も読み返したい大事な本は、手元に置いておきたい大好きな本は、迷わずすぐに買った方がいい。どうしてって自分のために。
本って小説だけじゃなく、絵本や漫画だって多分そう。
きっとどれにも”永遠に同じかたちである保証”っていうのは存在しないから。

本だって漫画だって絵本だってなんだって
出会いの瞬間を大切にしたい。

そうして手元に来てくれた本は
自分のときめきがそこにある限り
私を支えてくれる大切な本になる。

素敵な本との出会いがあることに心からの感謝を。
そして。

大きな本棚が、私のもとにやってきますように!
(ズコーッ)

今日は、世界本の日。

えりぴ

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