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オウンドメディア、逗子で取材をして思ったこと。

写真は Katsumi Hirabayashi の撮影。写真に写っている方は今回の取材対象者の田中直基さんです。


ぼくが編集長を務めるオウンドメディア「十中八九」を立ち上げるとなったときに、最初に取材をしたのが田中さんで、最初に行った場所が逗子でした。ぼく自身は神奈川に住んでいるけれど、そこまで逗子に行った機会もなく、どちらかと言うと、横浜と都内のあいだを日々行ったり来たりする身としては、どこか遠く感じる場所のイメージがありました。

さらに言うと都心へ仕事で通うには、漠然と遠いイメージがあり、どうして逗子にいるのか、もっと都内に住むべきなんじゃないか。という本当に漠然とした疑問がありました。だからこそ、このメディアが立ち上がる機会に話を聴けば、何か発見が自分のなかであるはずだ。というちょっとした確信があったのも事実でした。

実際に話を聴くと、本当に発見がありました。まずは「余白」というキーワード。これはその後の取材でも基本的に聴くワードになっています。そうか、考えることクリエイティブなことをするには余白があることが重要なんだということを認識させられた体験となりました。

また遠いということも逆手に取っているのが本当に面白かった。逆に考える時間をその通勤時間で作るという発想が面白かったし、納得感が高いものがありました。お子さんがいるとなおさら自分の時間が作れる通勤時間の希少性がある。その事実はすごく腑に落ちたのを、あの場で感じました。

家と職場が近いほうが良いという発想もあるなかで、敢えて通勤時間をある程度の時間を確保することで、考えることが自由に出来る自分時間を作るという発想は、子育てをする世代であれば共感出来る話だと、子どもがいないながらも、ひしひしと感じることになりました。

つまるところ、最初の取材がこれだったことは非常に前向きに僕のこのあとの取材には大いなるプラスを与えてくれる体験で、その後のことを考えるうえでも多くの示唆を与えてくれる体験となったのでした。

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