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曾野綾子「愛は命そのものである」(『失敗という人生はない』)から

「私たちにとって危険なのは、

 愛に裏切られたことではない。

 愛を過信して、

 その結果に絶望する脆い精神である。」


私たちは

希望を持って多くを期待し

そして

その希望が無残にも打ち破られることで

絶望する。


その精神的な心の揺れの大きな落差に

心が粉々に壊される。


始めからそれほど多くを期待することなく

愛とは存在すること自体が奇跡のようであると

認識しておくことで

自分の心を

絶望することから

守ることができる。

それが

心を激しく揺さぶる

その落差を大きくしないようにするということ。

・・・

期待して失望し

また

期待し失望することを繰り返しながら

自分を守る術を身につけてきた。

・・・

なので

子どもには

物事に対して

まずは疑うことから始めるようにと

教えてきた。


疑って

多くの事柄から判断する時

初めて

信頼することができる。


人をすぐに信頼して期待しないことも

重要なことだ。


悲しいことではなく

生きる知恵なのだ。


精神的な落差に苦しむことなく

冷静に対処することで

絶望することから遠ざかることができる。

・・・

視点を変えると

人に対しては

その落差を感じさせないように

気を付けておくことが重要となる。


そのためにも

正直であること

誠実であること


そうすれば

嘘をついて人を落胆させることもない。


始めからできないことは

できないということが大切となる。


無駄に人に期待させないために。


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