Mocoskii

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【免責事項】アトピー関連についてのあくまで自身のための情報集約の場、或いは目的を限定した外部記憶として活用しています。  基本的に研究論文等の情報を最重要とし、次点で医療関係者からの情報を参考にしています。  免疫抑制より免疫調整・活性を重視し自身の治療を模索して行く方針です。

マガジン

  • アトピー周辺知識

    アトピー性皮膚炎患者なら知って得するかもしれない知識です。

  • アトピー性皮膚炎とは

    アトピー性皮膚炎の根本原因、発生機序、治療法、医療制度上の問題に対する自身の理解です

  • 体質改善(完)

    体質改善に関する知識と経過検証です。

  • 治療経過(完)

    自身のアトピー性皮膚炎の治療経過です。 治療は完結すれども体質改善は続く。

最近の記事

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アトピー周辺知識20: アトピー性皮膚炎の発生機序

・アトピー性皮膚炎の発生機序とその後の症状の推移 ①抗菌薬の不適正使用による腸内細菌叢のディスバイオシスに、胃腸障害及び薬剤による吸収阻害での亜鉛を主としたミネラル及びカルニチン等アミノ酸の欠乏 ②乳児期の生合成機能が未発達な状況にて、成長期でのアルギニンの高需要、経口摂取の重要性 ③胃腸障害から必然にアルギニン含む各種アミノ酸が欠乏 ④ミネラル欠乏とアルギニン欠乏により成長ホルモン産生低下、睡眠・成長障害発症へ(コラーゲン合成や細胞増殖にも影響) ⑤同様の理由により免疫

    • アトピー周辺知識28: ナイアシン・ホルモン異常(暫定版)

      アトピー性皮膚炎患者におけるナイアシン摂取の重要性 何故肌の症状のみならず痒みまでもが軽減されたのか? 一般にはセラミド合成促進による皮膚症状の改善、エネルギー代謝促進が注目されるが… ナイアシンはコルチゾールの前駆体であるコレステロール合成に不可欠であり、コレステロールはコルチゾール合成に優先的に使われてしまう →アレルギー患者・アトピー性皮膚炎患者にはこちらの性質がより重要となる そもそもアトピー性皮膚炎患者はコレステロール値が低い傾向にあり、重症者ほどその値は低くな

      • 続・アトピー対策備忘録19: 体質改善17 ヒスタミン・ナイアシン

         最近冬からの乾燥による肌荒れや炎症の蓄積からか肌の状態が悪く、痒みも酷い状況が続いていた。ヒスタミンのコントロールも上手く収まらず、鼻炎や軽い蕁麻疹に近い症状まで出る始末であった。  治療に抗ヒスタミン薬を試しもしたが、元々アトピー性皮膚炎には効きが悪いのも有りどうにも収まらない。それどころか鼻炎にすら効いているのか疑わしい。第二世代が駄目なら第一世代の薬もと使用してみるが、少しは薬効が上がった気はするもやはり症状を抑えきれない。  おまけに悪い事に副作用の鎮静作用だけはし

        • 抗ヒスタミン薬メモ

          〈構造式による分類〉 ①三環系 アレジオン、アレロック、クラリチン、デザレックス、ルパフィン ②ピペリジン系 エバステル、アレグラ、ディレグラ、タリオン、ビラノア ③ピペラジン系 ザイザル、ジルテック (②ピペリジン系③ピペラジン系は類似構造。) 他の構造式に、アゼパン系(アゼプチン)、ジアゼパン系(ダレン、レミカット、アレサガテープ)、フェノチアジン系(ゼスラン、ニポラジン)などがある。 〈抗ヒスタミン成分の処方薬の強さ目安〉 1位:d-クロルフェニラミンマレイン

        • 固定された記事

        アトピー周辺知識20: アトピー性皮膚炎の発生機序

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        記事

          アトピー周辺知識27: 栄養療法・アミノ酸

           前回の記事にてアレルギー性疾患でのアミノ酸摂取の重要性に触れた。そもそもアトピー患者は胃腸障害故に何よりタンパク質の摂取総量が足りておらず、ビタミン・ミネラルと併せてタンパク質の摂取を意識して行う必要がある。  自身に必要なタンパク質摂取量を知る為に、体重や年齢から自身の必要量と食事から判断する現状の総摂取量を大まかにでも計算しておくとよい。 ・プロテインの勧め  タンパク質摂取における障害として、牛乳や卵のアレルギー・胃腸障害による消化不良や乳糖不耐症・脂質やカロリー

          アトピー周辺知識27: 栄養療法・アミノ酸

          アトピー周辺知識26: ATP・カルニチン

           昨今とても冷え、また皮膚症状もやや悪化気味であるため、その原因を探りつつ解決策を模索して行きたい。 そこで本記事では基礎代謝に関わるミトコンドリアでのATP産生・分解に焦点を当てていく。  下部リンクは先天代謝異常症の1つである小児ミトコンドリア病に関する研究。アトピー性皮膚炎と違い確実な先天性疾患であるが、牛においてもほぼ同様の症状が表れる模様(罹患者の子供の発症率もミトコンドリア病が劣勢遺伝相応であるのに対し、アトピー性皮膚炎は優性遺伝相応と明確に差がある)。牛に亜鉛

          アトピー周辺知識26: ATP・カルニチン

          アトピー周辺知識25: 腎臓障害・浮腫み

           アレルギー疾患が長引くと起きる症状として腎臓障害とその影響による浮腫みがある。アレルギーによる異常な抗体産生がその腎臓への蓄積によりIgA腎症を発症させる訳だが、これも末梢循環障害や好酸球増加症・成長ホルモン欠損症と同じく、長期のアレルギー罹患に伴う見落とされがちな症状と言える。  私自身浮腫みが酷い時は手指を握り込むのに難儀する状態まで悪化していた。過去の記事でも皮膚症状は改善しても浮腫んだままの指が画像として残っており、アトピー性皮膚炎において皮膚症状とは別個に解決し

          アトピー周辺知識25: 腎臓障害・浮腫み

          アトピー周辺知識24: 成長ホルモン・睡眠障害

           アトピー性皮膚炎と睡眠障害の関係については以前成長障害の記事にて触れた。そして問題の根幹はアレルギーそのものというより大元の新型栄養失調による成長ホルモン産生低下、その結果としての成長障害・睡眠障害・細胞分裂やコラーゲン生成の抑制(加えて各種障害と皮膚症状から更なるミネラル・アミノ酸欠乏という栄養障害に繋がる悪循環)にあるという結論に至った。  最近また睡眠習慣にやや問題が出てきたため、改めて睡眠障害解消の為の栄養療法としてサプリ摂取の内容を見直してみたいと思う。  

          アトピー周辺知識24: 成長ホルモン・睡眠障害

          アトピー周辺知識23: 片頭痛

           自身の持病としてアレルギーやアトピー性皮膚炎以外に片頭痛がある。規則正しく生活している分にはほぼ問題無いが、一旦生活習慣が乱れ睡眠時間が短くなったり睡眠の時間帯がズレたりすると、若干の頭の不調の後に急に頭をもたげて痛みが襲って来る事になる。そこで面倒なのは市販の頭痛薬では痛みが取れず数時間から半日程尾を引く事に有る。  広く頭痛というと軽いものから重病の予兆やその一症状としてのものまで多岐に渡る訳だが、幸い自身の頭痛は一時的な片頭痛である。ただそれでも頭痛薬が中々効かない

          アトピー周辺知識23: 片頭痛

          続・アトピー対策備忘録18: 体質改善16 ミトコンドリア・抗酸化物質

           最近また新たにサプリメントとしてαリポ酸とグルタチオンを飲み始めたが大変良く効いている。双方共に強力な抗酸化物質であるが、体内のミトコンドリアにとって必要な栄養素である点も共通している。  同物同治という訳でもないが、アトピー性皮膚炎やアレルギー性疾患では体内の酸化ストレスが高まっている状態にあり、ミトコンドリアに必要な栄養素を優先して摂取する事は治療として理に適ったものと思う。  以前も触れたが活性酸素の過剰産生は体内での組織障害性物質や自己分解性酵素の増加を招き、それ

          続・アトピー対策備忘録18: 体質改善16 ミトコンドリア・抗酸化物質

          続・アトピー対策備忘録17: 体質改善15 アトピー治療の全体像

           アトピー性皮膚炎の症状がかなり落ち着いて来たので、一旦また治療の流れを纏めてみたい。 ①除去療法  小麦食品を主としたアレルゲンの食事からの除去。ある程度の糖質制限も併せて行うと尚良い。  効果が大きく即効性のある治療であり、継続も重要であるため真っ先に行う。  除去するのはあくまで「体感としてアレルギー症状を引き起こしている食品」であり、検査のみでその判断は行わない。 ②サプリ摂取  各種ビタミン・ミネラルやアミノ酸、整腸剤や生菌製剤によるプロバイオティクスの摂取。場

          続・アトピー対策備忘録17: 体質改善15 アトピー治療の全体像

          続・アトピー対策備忘録16: 体質改善14 カンジダ・クレンズ

          ※内容が内容だけに色々と表現も汚くなるため注意のこと。 ・一日目  空腹時にカンデックスを2錠服用、3時間後に除菌サプリと食事、暫く後にダイオフ軽減サプリとサイリウムハスクを服用。  通常のサプリはほぼ問題無く摂取出来るが、鉄分のみカンジダ菌の栄養となるため積極的に控える(ただダイオフ症状で下すかも知れない事を考えると余り摂る気にならない)。  驚く程何も起きない。ただ少し出る量が増えたか。 ・2日目  起床後にコップ1・2杯分の水分を必ず摂取し、胃腸の蠕動運動を活発化さ

          続・アトピー対策備忘録16: 体質改善14 カンジダ・クレンズ

          アトピー周辺知識22: 腸管カンジダ菌症、 ファスティング・糖質制限

          ・アトピー性皮膚炎と腸管カンジダ菌症   アトピー性皮膚炎は事の発端が抗菌薬不適正使用等による腸内細菌叢のディスバイオシスであり、そこから口腔内・腸内の常在真菌であるカンジダ菌の増殖により腸管カンジダ菌症とアトピー性皮膚炎を併発するケースは少なくないと思われる(口腔内の疾患にも関係する)。  そのためアトピー性皮膚炎患者は腸管カンジダ菌症を疑い自身で症状をチェックするか、特に重症者は専門の医院にて詳細な検査を受ける事が望ましい。  明確にカンジダ症とまでは行かずともアトピ

          アトピー周辺知識22: 腸管カンジダ菌症、 ファスティング・糖質制限

          アトピー周辺知識21: 子牛の免疫システムの成熟と感染症、 腸管カンジダ菌症

           こういうライフハック的な手法というのも偶には良いかなと。ある業界では避けられる方法や主張が、他業種では受け入れられ剰え実践されているというのは儘ある事である。視野を広く持つことの一つの利点とも言えるだろうか。  …それにしても生体内酸化ストレスの話により、漸くオーソモレキュラーにてミトコンドリアの活動が重要視される理由に納得が出来た。  下部リンクはアトピー性皮膚炎重症化の原因とされるカンジダ菌についての説明及び研究。  話は逸れるが腸管内のカンジダを殺菌する成分を持

          アトピー周辺知識21: 子牛の免疫システムの成熟と感染症、 腸管カンジダ菌症

          続・アトピー対策備忘録15: 体質改善13

           表皮症状の改善が進み、漸く皮膚の状態自体はどこも特に被覆を必要としない程度まで改善した(亜鉛華軟膏での治療においては必要)。  図らずも亜鉛・アルギニン・ビタミンACEと段階的に追加摂取する流れになってしまったが、結果としてどれも効果的でありながら各々異なる効能を持ち、全てが表皮症状の治療に必須の栄養素である事が確認出来た(抗酸化作用のある栄養素として水溶性である亜鉛・ビタミンC、脂溶性のビタミンEと各々作用する対象が異なるため、双方共に摂取する必要がある)。当然ながら上記

          続・アトピー対策備忘録15: 体質改善13

          続・アトピー対策備忘録14: 体質改善12

           アルギニン摂取におけるシトルリンの割合を半量まで引き上げる。浮腫みに対してより効果的に、またアルギニンの効果が持続的になった様に思える。  ただ血流が活性化され過ぎた結果として副作用で若干耳鳴りの様な状態になり、日中は兎も角夜間は睡眠に差し支えるため夜間のみ摂取量を抑える事にした(その分減らすかアルギニンに替える)。  シトルリン摂取にて負担の増した肝機能をサポートする為にオルニチンも少量摂取する。併せてビタミンA・Eの摂取も行う(ビタミンAには皮膚修復、ビタミンEには抗酸

          続・アトピー対策備忘録14: 体質改善12