洋楽の歌詞で自動翻訳を検証してみた 3/3 KISS - Love Gun

さて、年末の紅白歌合戦での、YOSHIKIとの共演も記憶に新しいKISSでございます。

つい最近も「最後のツアー」と銘打って来日公演を行っていましたね。

ワタクシも20年以上前ですが、東京ドームにオリジナルメンバー再結成ツアーを見に行きました。

ポール・スタンレーのお嫁さんになりたいと思いました(そのときは)。

早速ですが、今回の題材はLove Gun。愛の銃。
武器は男性器の象徴だっていいますけどね。
やだ~恥ずかしい~。って、ホントにそういう意味なんでしょうかね。ってどういう意味~お母さ~ん、ねえねえ。

ほら、女どもが下から見上げてますよ。

元の歌詞はこちらです。

No place for hiding, baby
No place to run
You pull the trigger of my Love gun, (Love gun) love gun
Love gun, (Love gun) love gun

平たい拙訳はこちらです。

隠れるところなんてないんだ、ベイビー
逃げる場所もない
お前は引き金を引いたんだ
俺の「愛の銃」の

お前が俺のムラムラに火を点けたんだぜ!もう逃がさないぜ!という感じですかね。
ベイビー、というわけで、和訳行きま~す!

和訳①
隠れ場所がない、赤ちゃん
走る場所がない
あなたは私の愛の銃のトリガーを引いて、(愛の銃)愛の銃
愛の銃、(愛の銃)愛の銃

赤ちゃん!
直訳ロックの「王様」でしょうか。ゆらゆらぐるぐる。
(愛の銃)愛の銃
(愛の銃)愛の銃…
あなたは私の愛の銃の…というのも、KISSの男臭いイメージとはほど遠い感じです。

では、バックトランスレーションです。

英訳①
Baby, no hiding place
No place to run
You pull my love gun trigger, love gun (love gun)
Love gun, love gun (love gun)

赤ちゃんが前に来ましたね。

和訳②
赤ちゃん、隠れ場所なし
走る場所がない
あなたは私の愛の銃の引き金を引く、愛の銃(愛の銃)
愛の銃、愛の銃(愛の銃)

「愛の銃、愛の銃」と続くと、「愛の園」に見えてきました。
それから「赤ちゃん、隠れ場所なし」という表現も、なんとなく文学的です。

実はこの後バックトランスレーションを繰り返しましたが、さほど変わりない結果となってしまいました。
(しまいました、って、どんなひどい結果を期待していたのか)

というか、この部分にあまり内容がないためにこうなったのかもしれません。

KISSの魅力は、見た目の派手さと反比例するキャッチーな音楽です。

なので、CDだけを聴いても十分楽しめるのですが、やはりライブに行って、火を吹いたり血を吐いたりする人を見て大笑いするのが最高に楽しいと思います。

彼らももうアラ古希ですし、今後は映像で楽しみましょうね。

「ゲンキデスカー!ゲンキデース!」

閑話休題。

翻訳というものは、やはりニュアンスをどれだけ伝えられるかということが勝負です。

今回は自動翻訳で遊んだだけですが、実際人力で翻訳して、それをまた英語に戻すという作業を繰り返すと、ベイビーが赤ちゃんになるようなことが起こるわけですね。

というわけで、ワタクシも今後、「ベイビー」の持つニュアンスを正確に伝えられるような立派な翻訳者になるべく、精進していきたい次第です。

あなたのあたたかいサポートが、私の病院代になります。