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詩、詩っぽいもの

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こころで感じたことを詩に書くのが好きです。思いついたら書くので、不定期に更新します。
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(詩) ぞわぞわの木

(詩) ぞわぞわの木

空は薄日 風が来たる雨の予兆を届けてる

さわ ざわ すー ざわざわ ぞわ

冷たい風が 不安定に吹きつける

こんな不穏な日には 私と同じ 木もぞわぞわ

木の枝を 下から揺らす 吹き上げる 強い風

大木は 風のなすがまま 

揺れる 吹かれる 取り乱す

そしてしばしの静けさ

じっとしゃがんで 待っていようか

いつか過ぎ去り あったかいお日さまに会えるまで

それとも 風にのって 暴れて

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(詩) とぶ かも

(詩) とぶ かも

ふと、青空をゆく 力強い羽ばたきの音
大きな鴨が 池から勢いよく飛び出した
頭上からキラキラと 
池の水滴がきらめいて 降ってくる

鴨は威勢よく飛び上がり 
気持ちよさそうに羽根を広げて飛んでいった

今日は雨上がり 生きものの歓びが満ちている
名も知らぬ鳥たちも 嬉々として草っぱらをついばんで
小さな小さな虫の群れも 思い思いに元気よくうごめいている
水分を湛えた木々は 澄んだ青空にその若葉を

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(詩) 風のおと

(詩) 風のおと

私がいる世界に 風が吹いている

サワ サワ サワ
サワ サワ サァ

目を閉じて ただ風を受けよう
風と 周りのおとがする

葉の揺れるおと 鳥のさえずり
歩く人のおと 遠くの工事現場からも

その真っ只中を 風のおとがする
耳と 肌から伝わる感覚 風 風 風

ザワザワ ザザ ザ
フワァ スー スゥー

生きている 今 このときに私は居る
泣けるほど 生きている

幸せが 風といっしょくたにな

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(詩) 雪解け

(詩) 雪解け

ぎゅむ ぎゅむ

みし みし

じゅわ じゅわ じゅわわ

するり たらり じんわり

さら さら さら

ごく ごく ごっくん

あ、にっこり

今日は、上記の光景がなんだか忘れられなかったので、急に詩を書いてみました。
詩は昔から好きです。また、思い付いたら書きます。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます(*^。^*)