いやー、書いてるとね、こんなもん誰か読むんか！？と何度も思います。誰かの役に立てば…いや、それ以前に自分の記録だから！と思い聞かせながら、書き続けます、はい。

《病院からの予定表》

手術前

朝から点滴。名前と血液型が書かれたリストバンド着用。血栓予防のストッキング着用。家族は1時間前に来院。

手術後

禁飲食。水分も×。起き上がることはできません。手術後2時間後から体の向きを変えたり、足の運動を積極的に行う。尿の管が入っています、トイレに行く必要はありません。手術後、ご家族への説明があります。手術室前にてお待ち下さい。手術後、痛みや吐き気が強い時にはお申し出て下さい。

【2019年6月某日（木）　入院3日目　手術当日　9：00手術予定】

5：00　すごくよく寝た、もうちょい寝よう。睡眠薬さまさま。

6：05　寝たーーーーー！！寝すぎた！？なんとなくぼわーっとする。もう一回くらい便が出たらいいな。

6：55　最後のお薬が来た。7：00に飲む予定。

7：23　夫が来た。おしゃべりする。

8：15　手術着に着替え。刺してた針に点滴が繋がれた。もう少ししたら手術室へ移動。メモ帳やリップクリーム、ベッドに横になった状態で取れる位置にセッティング。

9：00　呼ばれる、いよいよだ！！自分で歩いていくのか、そうだよね。

~記録、途切れる~

22：28　《ぐちゃぐちゃのメモ》先生呼んでもらう。様子見。2回下痢。お腹ぐるぐる。嘔吐2回。吐き気止め点滴。

《今、補うと》ナースコール、先生呼んでほしい旨伝える。何かおかしい感じがする。とりあえず様子見とのこと。お腹がぐるぐる、2回下痢。嘔吐2回。これが痛み止めによる嘔吐？吐き気止めの点滴を入れてもらう。朝を待つ。

【手術の時を思い出しながら】

手術室までは自分で歩いて行きました。何となくストレッチャーに乗るっていうイメージだったけど、そりゃそうですよね。

手術室の入り口で、夫と分かれて、看護師さんに連れられて行きます。手術室が放射状にたくさんある感じ。緊張と心細さで、へらへらしちゃう自分。

手術室は結構な広さで、婦人科クリニックの小手術室と比べて、「ほーーー」なんて思っていました。

手術室には確か5,6人くらいの先生や看護師さん。入る時、「宜しくお願いします」って言ったけど緊張しすぎて、小さい声しか出ない。

手術台に乗る前に、先生同士の会話がちょっと聞こえる。

西田先生「今回は癒着が少なそうなので、○○先生の腕には簡単すぎるかな~」的なこと言ってた。そうか、メーンの執刀医が西田先生なんて一言も言われてないもんね。海外ドラマのＥＲでも、そうだったからなー。チーム西田ってことだもんね、そうだよね。この際、深く考えるのはやめよう笑

手術台に乗る。

もう一度、「みなさん、宜しくお願いします」を言う。今度はさっきより少し大きい声が出る。「ふふふっ、はい、宜しくお願いします」とみなさん笑。生真面目って思われたー笑　いや、こっちは一世一代の開腹手術ですから、ほんま宜しくやでー！何度挨拶しても足りひんくらいや！(思わず関西弁)

麻酔医の先生が一番近くに立つ。きたー！硬膜外麻酔だ！うわーーーー怖い！

「背中を丸くしてくださいね。おへそを覗き込むように、ひざと頭を近づけて…そうです、そうです、力抜きましょうねー」

看護師さんが体の動きをサポートしてくれる。アルファベットのＣになるようにって、レジュメに書いてあった！エビみたいにっていう記事もあった！

「まずは硬膜外麻酔の前の麻酔を打ちますね。動かないでくださいね。少しちくっとしますよ。」

ひーーーー！ぴくっとしそうになるのを必死で抑える。がんばれー！私はC！！私はエビ！！

「次に硬膜外麻酔の針をいれますね。動かないでくださいねー。痛かったり、違和感があったら、すぐに言ってくださいね！」

うぉーーーーすぐに言わなかったらどうなっちまうんだ！！そう、麻痺だよね！怖い怖い！

一回目、明らか痛い。

「あ、結構痛いです。（心が冷える）」

「痛いですか、一度抜きますねー。ここはどうですか？」

二回目

「んー。たぶんだいじょうぶそうです」

「それではお薬を入れていきますね。」

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ここから覚えていません。

【意識が戻って…】

次に気が付いた時は、病室。おそらく手術室で、一度意識確認があったはずだけど、よく覚えていません。15：00くらいに目が覚めて会話したとのこと。第一声は、「あつい！」でした。「足が寒い」とも言っていたそうです。血栓防止のストッキングがきつくて、ほぼ鬱血状態だからね。

意識が戻った時は、ぼんやりとした記憶で、後から言われれば、そういえばそんな話したねーっていう感じでした。

痛みは特に感じず、「お腹切ったのに、こんなもんなのかー、案外平気なんだなー。」と他人事のよう。緊張から解放されて、心身ともに脱力。

夢うつつのまま、時々、お水飲ませてもらったり、化粧水のスプレーかけてもらったりしました。

手術室から戻ってきたときは酸素マスクをしていましたが、いつの間にか外れていましたねー。16：00くらいには外れたっぽいです。

手術後は熱が上がるかなーと思っていましたが、一晩は大丈夫でした。

「癒着が酷くて、結構大変だったみたいよー」と夫が言っていて、「やっぱりなー」と思いました。かかりつけ医も、がん研有明の先生も、たぶん癒着めちゃくちゃしてるって言ってたので笑

手術の予定時間は2時間でしたが、3.5時間かかり、出血量も結構あったそうです。

切った量は、子宮腺筋症が約50ｇ？（夫、ビビりすぎて肝心な資料の写真がうまく撮れていなかった）、子宮筋腫が7個48ｇ、チョコレート嚢腫（右側）6ｇ。約100ｇ軽くなったのですねー。思ってたより、小さな物たちに苦しめられていたのねー。小さいのに暴れん坊。

「痛かったら硬膜外麻酔のスイッチ押してくださいね。我慢しなくていいですからね。」と看護師さん。初日はそんなにたくさん押した覚えがありません。一応押しておくかーみたいな感じで押すくらい、効いてきたのを感じると、なるべく足を動かしてみたりしました。意外と痛くないもんだなーと驚きました。痛みをしっかり抑えておきながら、出来る限り動くことが大事と各所から言われていたので、なるべく頑張りました。

んで、22時半に、2回嘔吐して、ちょっと怖いなーと思いつつも、結構眠れちゃう。むしろ起きていられない。体のスイッチがとにかく休む、治すにシフトしていることを感じました。よく寝て、朝は割とすぐにやってきた感じがします、初日は基本、朦朧としていて、そんなに辛くなかったです。

『ああ、生きていられた、よかったーへへへ。』みたいなことを思っていた気がします。