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ミスターラグビーから学ぶ物事の考え方

こんばんは。おまんじゅうです。

あまりにも生産性のない毎日をダラダラと過ごしていることに焦りを感じ、読書記録でも残してみようかとnoteを書いています。

本日の一冊はこちら。
平尾誠二「人を奮い立たせるリーダーの力」

わたくしはラグビーをやったこともありませんし、今は専業主婦ですのでもちろん組織のリーダーでもございません。
スポーツ経験は、中学生の時に剣道部に所属していた時のみ。
リーダーといえば、中学生の時に学級副委員長をしていたくらいです。

そんな私がなぜこの本を手にとったのか。
家にあったからです。(夫の本です。)

平尾誠二さんと言えば、ラグビー界、いやスポーツ界では超超有名な名選手です。

すみません。全く知りませんでした。
そもそもラグビーというスポーツのこともよく知りませんでした。

ですがあら不思議。
読み進めていくうちに涙が出てくるではありませんか。
平尾誠二さんの考え方や言葉が今の私にものすごく突き刺さった。
スポーツをしたことがなくても、リーダーじゃなくても読んでよかったなと思える本に出会えました。

この本を読んで勉強になったこと、その考え方大切だなと思ったことを書いてみます。


とにかく自分の頭で考えろ


自分の頭で物事を考える。
とっても当たり前だけど大切なことです。

ラグビーは野球などとは違って、試合が始まれば監督は選手に指示出しができないスポーツなのだそうです。

ラグビーといえば、体の大きな男たちのぶつかり合い、タックル、スクラム・・・言葉は悪いけど野蛮なスポーツのイメージでした。
でもそれ以上にものすごく頭をつかうスポーツなのだとこの本を読んで初めて知りました。

試合中は選手が自分の頭で瞬時に状況を把握してプレーしなければならないのです。

自分の頭で物事を考える

これって今の自分はできているのだろうか?と考えました。

あれこれ考えるのは好きなほうで、自分の頭で物事を考えられていると思います。

しかしそれを言葉にするのが苦手なんですよね。

なんで私って人に合わせすぎてしまうんだろう。
自分の意見をはっきり言えるようになりたい。

こんなことをずっと昔から思っていました。

よく覚えていませんが、多分小学生の時から周りに合わせてその場が丸く収まることしか言ってこなかったと思います。
昔から人当たりが良くて誰とでも仲良くできるって周りから言われてきたけど、この性格が自分を苦しめていたと気が付いたのはつい最近のことです。

例えば仕事で、なんでもはいはい!って言ったらその場は丸く収まるかもしれない。
でも家に帰って、うわ~安請け合いしてしまった。。。と後悔する。
なんでもかんでも自分の意見を押し通すのは良くないけれど、え?おかしくない?って思ったら反論しないと自分の心がどんどん削られていくんですよね。

じゃあなんで人に合わせてばっかりで自分の意見を言えないのか?

自分の意見に自信がないから。
頭の中で考えるだけで、口に出す勇気がないから。
自分の意見なんて大したことないと思っているから。

こんなところでしょうか。

でもこんな自分を変えたいのです。

  • 自分の頭で考えてみて、間違っていてもいい、大したことなくてもいいから口に出してみる。言葉にする。

  • 自分ならどう思うか?自分ならどう考えるか?を日常生活で繰り返し考える癖をつける。

これらを意識していきたいです。

おしゃべりし過ぎは良くない

リーダーが自分の存在や発言に重みをもたせるためには、ミステリアスな部分を残しておく必要がある。

平尾誠二 人を奮い立たせるリーダーの力

平尾さん曰く、なんでもかんでも自分の考えを話してしまうと、思考回路が相手に知られて言葉に重みがなくなってしまうのだそうです。

たしかにいつもペラペラ喋っている人の話はだんだんと真剣に聞こうと思わなくなります。

平尾さんの話は監督と選手の話ですが、これって案外夫婦間の話でもあるような気がします。

私は家ではかなりのおしゃべりで、あまり自覚はなかったのですがどうやら暇さえあればおしゃべりしているようです。

こちらは一生懸命に日々の出来事を話しているのですが、夫は話を聞いていないことがあります。

これは、話を聞いている夫からすればどこが重要なのかわかりにくく、あ~またなんか言ってるわ~っとなっているのかもしれません。

今更ミステリアスにはできませんが、もうちょっとおしゃべりを控えようかなと思いました。

スポーツ・インテリジェンス

スポーツを通して得られる知恵のことを平尾さんはこう呼んでいたらしい。

試合に勝つためにはどういう練習をすればいいのか、なぜ失敗したのかを自分の頭で考えることで得られる創造力や主体性のことだと言う。

これらの力って仕事でも人間関係でも必須のスキルですよね。
学生時代にスポーツでこの力を身につけられた人って、たしかにその後の人生強い気がする。

スポーツでなければ得られない力なのかはわかりませんが、もし自分に子どもができたらなにかスポーツはやってほしいですね。
でもラグビーはケガが心配・・・。

いいときは悲観的に、悪いときは楽観的であれ

物事がスムーズに進んでいるときには、自分が思うよりも自己評価を少しだけ低く見積もり、逆にうまくいかずに気持ちが落ち込んだときには若干高く評価すればいい。

平尾誠二 人を奮い立たせるリーダーの力

この考え方、とっても大切ですよね。

「人生は悪いときばかりじゃない」って使い古された言葉ですが、最悪の状況にいるときはきれいごとにしか聞こえないことも多いです。

実際に私自身も、毎日仕事もせずに家事をやってるだけ、何も人生が前に進んでない、って勝手に人と比べては落ち込んで悲観的になっていました。

でもこんなことばかり考えながら日々を過ごすのはもったいない!!

時間に余裕があるからこそ、少しずつではあるけど料理が上達してきた気がする。

先ほど「おしゃべりし過ぎは良くない」と書いたけれど、ポジティブに考えれば私のおしゃべりで家の中が明るくなっている!と考えることだってできる。


平尾誠二さん
顔がかっこいいのはもちろんのこと、
考え方、言葉、どれもがとてつもなくかっこいい人。

今日この本に出会えて本当に良かった。

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