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「朝のあいさつは自然体で、返事が来たら素直に喜ぼう」


 
朝のあいさつは、ものすごくチャンス。
それは合法的にかつ、自然にどの子にも
大人が子供に話しかけることができるからです。
何かと物騒なことが多く、昔ほど人間同士のつながりの薄くなった
最近では話しかけることだけでも、事案になったりするので
あいさつの優位性は大きいです。
 
そんないい仕事をするあいさつなのですが、
最近子どももあいさつをする機会が昔より減っているせいか
昔の子に比べ、今の子はあまり上手でないように思います。
そのせいか学校では「大きな声で」とか「目を見て」とか
何かと大人が子どもに注文を付ける機会になっているようです。
 
そういう状況だからか、子どもはだんだんと挨拶しなくなっていきます。
子どもも挨拶したくないわけではないのですが、
だんだん心が折れていくような事情があるのです。
 
あいさつを最大限活かすには
こちらから自然に「おはよう」ということです。
そうすると意外にいろんな反応が返ってくることがわかります。
・いい感じのあいさつで返す子
・びっくりしてしまう子
・なかなか返してくれない子
・気が付かない子
・小さい声で返す子
・無反応な子
 
このような反応が自分の周りでは多いのですが
みなさんがこの中で、気をつける反応はどれだと思いますか?
実は一番最後の「無反応な子」は要注意です。

他の反応の子は毎日続けているとある程度慣れていい感じで
返事をしてくれるようになるし、そこから親しくなることも多いのですが
無反応の子はその子を取り巻く状況や持っている資質の問題で
できていないことが多く、支援が必要になるからです。
ここは要注意で、情報を集めて周りの先生方に相談したほうがいいです。
 
さて話を戻しまして、では他の反応する子にはどのように接するかというと
基本的には返事があったら足りないところを考えるのではなく
素直に喜ぶことです。
いい感じで返す子には
「今日もいい感じのあいさつで嬉しいです。」とか
「毎日、あいさつするのが楽しみです。」言って褒める。
反応のいい子には喜ぶだけでなく褒めたら効果的です。

びっくりしてしまう子には
「だいぶん慣れたね。」や「今日もおどろかせてごめんよ。」なんて話し、
なかなか返してくれない子や気が付かない子には
「気づいてくれたね。」とか「よかった伝わって。」などと言って
一緒に喜ぶのがいいと思います。
小さい声で返してくる子には「今日もありがとう」と言って
一緒に喜びます。
 
自分の理想のあいさつに対して足りないところを考えると
子どもに注文の1つもつけたくなりますが、
私はそれはお互いに結構きついと思っています。
だから大人も無理して一番いい形でするのではなく
自然体であいさつして返事を待つのだけど
返ってきたらラッキーぐらいの気持ちで、継続することが
ちょうどいい塩梅かなと思います。

喜びながら毎日繰り返すとだんだんいい感じで親しくなれます。
親しくなると子どものあいさつもだんだん上手になるし
子どもの方から話をしてくれて、さらに仲良くなることもあります。
簡単なことですが、効果は絶大です。ぜひお試しください。
 
 

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