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コロナの影響…未だ

昨日に続いてネットニュースから…

『新年度「職場の五月病」コロナ禍の深い影響下で集団発生? 40、50代社員も疲弊する“ココロの2024年問題”』

昔から「五月病」という言葉はあります。
以前ちょっと調べたことがあるのですが、元々は「スチューデント アパシー」が特にゴールデンウィーク明けに増えるところから、このように呼ぶようになったんだとか…
※スチューデントアパシーとは「学生でありながら、本業であるはずの学業等への意欲のなさ、無気力な状態を特徴とする学生特有の障害」です

この記事にある通り、今年の新入社員さんの多くは学生時代のほとんどがオンライン授業となり、実際に人と触れ合う、人間関係を構築する機会を奪われている世代。
大学生なら本来は授業の他にサークル活動やアルバイトなど、様々な環境で人間関係の構築法を学ぶことが出来たはずなのですが、そういった機会をコロナによって奪われてしまったのは、何ともやり切れないところです。
(私はオンラインより対面でのカウンセリングを重視する理由もここにあります)

そんな彼らがいきなり、対面が中心に戻った今の社会に出てしまうと、確かにコミュニケーションの取り方がよく分からないままとなってしまうのも仕方ありません。

企業側がこれらの状況にどう対応しているのか、そこが大切なのですがやはりこの記事にあるように、上司となる40~50代の人間は逆にオンラインに慣れている新人さんとどう向き合ったら良いのかで悩んでしまうのでしょう。

私もそろそろ50代も終わりを迎える年齢で昭和世代。
若い頃は一応勤め人の経験もあるのですが、当時の社員間コミュニケーションと今のそれでは、大きな隔たりがあるんだろうと想像出来ます。

何かあれば上司から「呑みに行くぞ」と誘われて、そこでお説教されたり認められたり…というのが「普通」でした。
ただ私的にはこういうコミュニケーションは苦手だったのですが…

今はそういったコミュニケーションを取れない、本人にその意識は無くても無理強いと相手が感じたらそれはハラスメントになる…ということで、他に方法を知らなければどうしようもありません。

さらに自分のこれから先を考えると、今の国内情勢は…となれば、やはり不安を感じてしまうのも無理はないと思います。

ひとまず若い人もそうでない人も、不安を口に出す、何が不安なのかを一緒に考えるような姿勢を双方で取れたら、恐らくそこからお互いのコミュニケーションが始まると思ってください。

みんながこれまでに経験したことが無いような経験をしてきた、ということを不安材料としてではなくお互いに同じ経験をしてきたこととして、話を始めてみても良いのかも知れません。

お互いを知ろうとする姿勢、お互いを分かり合おうとする姿勢はコミュニケーションの大前提です。
そこは変わらない事なので、まず「話す」ことを恐れず、話しやすい「環境」を整えていくことが大切なんだろうと思います。


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