見出し画像

カウンセリングを日常に

この前「明けましておめでとうございます」と言ってたと思っていたらもう、1月も終わりに近付いています。

今年に入ってお客様の様子に少し変化が見られるようになってます。
2年ぶり、3年ぶり、6年ぶりに再度カウンセリングを受けに来られるお客様が増えているんです。

一度は来られなくなったお客様ですが、また改めてカウンセリングを受けに来られる理由をそれぞれ伺ったところ、当時はもう大丈夫とカウンセリングを止めたがしばらくしてまたカウンセリング以前の苦しみやつらさがぶり返してきた、とか、カウンセリングを受けていた当時はあまりその効果を感じられなかったため途中で止めたが、やはりしばらくして効果があったことに気付いてまた通おうと思った、という方も居ました。

以前、欧米のカウンセリング事情についてお話しましたが、あちらではカウンセリングが日常生活の中にあり、子供の頃からカウンセリングを定期的に受けることでココロの安定を図っています。
エグゼクティブなどと呼ばれるエリートや経営者などはカウンセラーに高額な報酬を支払って専属契約するのも普通にあることだそうです。
(但しカウンセラーは24時間、365日いつでもそのお客様の求めに応じてカウンセリングを行なわなければならないそうですが)

本来心理カウンセリングとは、日頃の愚痴、不安や不満などをカウンセラーに吐き出すことで定期的にストレス解消を行ない、ココロの病を予防したり日常生活を充実させるために利用されるモノです。
またそこで「そういう悩みなら○○という専門家がいるよ」といった感じで、その悩みに応じて専門家に導くのも本来のカウンセラーの役目となります。

日本ではそういう習慣が無いため、ココロが限界を超え、ココロの病も相当にひどくなってからカウンセリングに来られる方が多いので、その回復も相当な時間が掛かってしまい、途中で挫折してしまう方も多く居ます。

ただ、何歳であっても「変わりたい」という想いを持ち続けそのための行動を続けることが出来れば、誰でも必ず変われます。
それが自分独りでは難しいため、伴走者としてカウンセラーがいるわけです。

私のところには10代から70代の方まで、カウンセリングに来られています。
70代の方になるとさすがにその回復ペースもゆっくりなのですが、ご自身が強い想いを持って来られているため、少しづつですけど確実にココロは回復しています。
それをご自身も実感出来ているので、これからの回復ペースは少しづつ早くなるかも、とその可能性も感じられます。

「自分にはカウンセリングなんて必要ない」という方も「悩みを抱え続けているんだけどカウンセリングはハードルが高くて…」という方も、早いうちからカウンセリングを日常に取り入れていけたら、日々の生活は今よりも更に充実しますし、悩んだ時の対処が出来るようになることで生きづらさから解放もされます。

人生の時間は有限です。
いつ終わりを迎えるかは、誰にも分かりません。
そんな貴重な時間を生きる中で悩みを抱え続け、生きづらさを抱え続けながらその時間を過ごすのか、そんな自分を変えようと行動を起こしてこれまでの生き方を変えて、これからの人生を楽しむのか。
全てあなた自身の「選択」次第で変わりますし、変えられます。


この記事が参加している募集

仕事について話そう

頂いたサポートはカウンセリング普及活動などに使わせて頂きます