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ツタンカーメンの青春展 in 角川武蔵野ミュージアム

先週、埼玉・東所沢の、角川武蔵野ミュージアムで開催中の、
体感型古代エジプト展 ツタンカーメンの青春」に行ってきた。

11月20日(月)まで。(毎月第1・第3・第5火曜日は休館)

今回の展覧会は、実物は一切展示されていない。
映像と精巧なレプリカだけで構成されている。
エジプト」展なるものは、過去に何度も行っていて、レプリカを見てもなあ、と思ったりもしたが、自宅からは比較的近いので、とりあえず行ってみることにした。

あまり期待しなかった分、結構気分は味わえ、楽しめたように思う。
特にツタンカーメンのマスクなどは、もう門外不出らしいので、この先本物を見る機会もないだろうし、見るべきは、顔のほうじゃなく実は後ろ側だなんてこともわかって、ほう~と思ったりもした。

ちなみに館内はフラッシュなしなら撮影は自由なので、バチバチとって、後で整理がつかなくなる、というパターンに。
というわけでキャプションなしで、バシバシ載せてしまうことにする。

序章 ツタンカーメンの王墓

 展示会場を入ってすぐのエリアは、ツタンカーメンの王墓を再現した空間です。1922年、王墓を発見した考古学者ハワード・カーターがその壁に穴を空けて中を覗きツタンカーメンの副葬品を見つけた瞬間、しばらく言葉が出なかったといいます。

―サイトより

エジプトには多くの王墓があるが、ほとんどの墓は、盗掘されてしまっている。
そのなかで、副葬品までそのままの状態で残っていたツタンカーメンの王墓の発見は画期的なことだったのである。


第1章 ツタンカーメンの青春

ツタンカーメンは、父・アクエンアテンの後をわずか8~9歳で継ぎ、19歳で亡くなったとされています。彼が王・ファラオとして即位した期間は、人生の中で青春と呼ばれる期間に重なります。青春時代を王として過ごした若きファラオの短い生涯は一体どのようなものだったのか。

サイトより

ツタンカーメンの青春」という今回のタイトル、19歳で亡くなった王は死ぬまで青春時代だったわけで、間違ってはいないが、ちょっと騙されたような気もする。(笑)

ツタンカーメンの王墓からは5,000点以上の埋葬品が発見されていますが、その中には葬送儀礼に関わるものだけでなく、彼が使用していた日用品も数多くありました。
両親は近親婚で身体が弱かった可能性もあり、生まれつき左足が内側に曲がった「内反足」で、王墓からは130本もの杖やその一部が発掘されています。王墓に埋葬された箱には杖に寄り掛かったツタンカーメンと、彼に花束を渡す妻が描かれており、彼が日常的に杖を用いていたことが示唆されています。

サイトより


第2章 古代エジプトの死生観とミイラ

古代エジプトでは、死は終わりではなく、地上の生活から来世への移行とみなされていました。彼らの死生観にはエジプトの自然環境が影響しています。毎年氾濫しては肥沃な大地をもたらすナイル川、その氾濫と豊穣の繰り返しは人間の再生に関わる死生観に結びついています。また毎日繰り返される太陽の動きは、永遠の命を象徴していました。
そのような彼らの死生観とそこから生まれた「ミイラ」に着目し、さらにツタンカーメンのミイラの特徴についても展示します。

サイトより



第3章 古代の神聖な文字ヒエログリフ

ヒエログリフは古代エジプトの象形文字で、記すと力を持つとされ、記したものは現実になると信じられていました。

サイトより

ほほ~。

本章ではヒエログリフの基礎知識や解読方法、実際にはどのような物にどのような事が書かれていたのかなどを解説。壁と床を埋め尽くすヒエログリフの映像空間が広がる中、ヒエログリフに包まれ、ヒエログリフを学び、古代エジプト人が刻んだその言葉から彼らに想いを馳せます。

サイトより

会場は全体的に暗めなのだけど、このエリアはさらに暗い。
説明を読むには、これを使え、とペンライトまでおいてある。
写真撮ってみたけど、よく読めないものばかり。(笑)

マスクの裏側を見ろよ、という話もここに。

第4章 古代エジプトの信仰

元々古代エジプトの宗教は、多くの神々を崇拝する「多神教」でした。自然や動物の化身として、太陽や空や星、哺乳類、は虫類、鳥類、虫などの様々な神がおり、その数は1500柱にものぼります。
ツタンカーメンの父であるアクエンアテンは、多神教から、太陽円盤の神であるアテンのみを崇める一神教へ宗教改革を断行しました。ところが大衆から支持を得ることはなく、王を継いだツタンカーメンにより国は多神教に戻されます。
第4章では、元々の信仰である多神教の神々の特性を紹介し、その多神教を否定した父アクエンアテンの宗教改革を解説。また、古代エジプトの神官の階級と役割なども紹介します。

サイトより


アクエンアテン


アクエンアテンの妻ネフェルティティ


さて、今回の呼び物が大画面、というか壁面いっぱいに投射される映像。
展示物とどっちを先に見るべきか迷ってしまうが。

ツタンカーメンのマスクのレプリカは、この映像の前に展示されているので、これだけを撮影するのは難しいし、そばを通ると映像を遮ってしまう。
もっと別のところにおいてくれればいいのに、と最初は思ったが、映像が変わるとマスクの印象も変わり、それも演出なのかな?と思った。

マスクの裏側
マスクコラボの瞬間


都会からは不便な場所にあるので、行かれる方も少ないかな、と思ったが、すでに記事を書いている方がいらっしゃった。同じ展覧会なのに、なんでこんなに美しい写真が撮れるの~と感動。他の情報も満載。


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