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えぞさんぽ 第二回 春のウトナイ湖の森 2023.5.27

北海道苫小牧市、新千歳空港から車で15分くらいのところにラムサール条約の登録湿地で水鳥の飛来で知られるウトナイ湖があります。北海道には釧路湿原や霧多布湿原など、あちこちに立派な大湿原があるためにウトナイ湖はあまり目立たないイメージ。苫小牧市は工業都市のイメージが強く、実際ウトナイ湖畔に立つと湖の向こうに高圧電線の鉄塔が並び、自然豊かな北海道に慣れてしまうともう一歩「大自然」感を味わえないと思ってしまったりもしていました。
しかしながら最近北海道の動物たちの中で人気急上昇中のシマエナガが生息しているらしく、それを目当てになのか立派なカメラを抱えた方々がたくさんおいででした。

鳥さんたちがかわいいのはもちろんではありますが、私は鳥に詳しくもなく、双眼鏡のピント合わせが苦手で、カメラはスマホのカメラしか持ち合わせていないしがない散歩人。自らの2.5の視力だけを武器におさんぽします。


玄関にひさしのついたおうち


誰のおうちなんだろう?

森に入ればたくさんの鳥の声が響いています。すぐそばで声が聞こえるような気がするのに姿は見えず。


エゾノコリンゴの花が満開!

歩きはじめてすぐにこのエゾノコリンゴがそこここで咲き誇っていました。蕾は赤く、咲いたら白く、実はまたかわいい赤!という「こりんご」の木。我が家の庭にかつて植えていたのですがなにしろ住宅街の狭い庭で、管理しきれなくなって泣く泣く切ったのです。ほんとに泣いた。。。
こんなにたくさんウトナイ湖の森にあるとは知らなかったので、しかもたまたま満開のタイミングで、もうこれを見られただけでも幸せ。実が赤くなる頃にまた行きたい。


歩きやすいきれいな森です


湿原らしい色の小川も


ミヤマザクラ…なのかな?


かたつむり〜🐌


苔ときのこ🍄


ここにもきのこ🍄


google先生によるとオオヤマフスマ?
違うかも?なんとも可憐でかわいい


こういう素朴な花、大好き


北海道名物、でっかいフキ


マムシグサというらしい。なるほど!

いやー、なめてました。ウトナイ湖。
いい森でした。写真は全く撮れなかったのですが、湖の上にはオジロワシもいたし、森の中は鳥の声で溢れていました。

もう少し季節が進むとおそらく下草がもっと伸びてジャングル化すると思いますが、この時期の森はやわらかい光が射し込んで淡い新緑がきらきらして、冬を乗り越えた喜びが胸にじんわりと広がります。

季節を変えてまた行かねば。


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