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誤解されやすいプレッシャーの定義

すみません、餃子のお話から完全にnoteご無沙汰していました。
4月29日に開催するAll or Nothing 03というレスリングのイベントの準備で完全に死にかけてました。皆様に楽しんでいただけそうな準備が大方揃ったつもりです。
あとはどれだけ準備をしててもハプニングは起きるものだと思ってますので、臨機応変に対応するつもりです。皆さん岩盤浴ぐらい暖かく見守ってください。

最近クラスを見ていて感じるプレッシャーの掛け方について少し解説します。
もしよければクラスで試してみてください。


プレッシャーの定義

あ、ちなみにレスリングで前に圧を掛けるプレッシャーのことです。ヒソカが通路で片膝立てて座って出してたアレです。
相手のことを不安煽って精神的に追い詰める悪口を解説するわけではないです。そんなことはこの競争の連続、大人の社会で学んでください。

まずプレッシャーと聞いて前に押すことを考える方がおられるかもしれませんが、半分正解です。レスリングは外に押し出すと1点もらえるので基本的に相手を前に押そうとします。なのでレスリングしてる人たちは前に出たがりです。中身は引っ込み思案ですが。
プレッシャー=前に出るで大体合ってます。まずはそれを意識してみてください。

そんなんじゃねえだろ。俺が求めたプレッシャーの極みは

ただ、僕が思う上手にプレッシャーが掛かっている状態というのは、前に出るというより、常に前方に圧をかけていて、相手が常に押し返さないといけない状態を作っておくことです。
別に前に進む必要がないです。イメージは相手にもたれかかってるというと少し違いますが、常に足の力が組み手を通して伝わっている状態です。
壁を押すとやりやすいです。壁を押すときは、もたれかかるわけじゃなく重心を壁に掛けます。両手を伸ばして壁に当ててますが、腕の力で押すわけではなく、足を動かして壁を押します。腕はただの突っ張り棒になってるはずです。
レスリングをしてる時は、できるだけ常に、この感じで相手に圧を与え続ける必要があります。プレッシャーがなくなると、相手がタックルしてくるからです。

プレッシャーの掛け方

ここで留意して頂きたいのは、無理に前に進む必要はないということです。
もちろん前に押して進むに越したことはないのですが、前に進むということは足を動かすことになるので、構えが高くなったり、足が近くなるリスクが出てきます。
目的は相手にタックルをさせない程度に圧を掛けることです。まずは圧をかけてる中で相手が下がったらその分だけ前進したらいいと思っています。少しずつ侵食していくイメージです。

前に圧を掛けるだけがプレッシャーではないと思います。フェイントが上手に使えていれば、相手は勝手に下がるし、組み手をしながら左右に動かすことで相手が距離を取るために下がることがあります。
プレッシャー掛けるには前に押していればいい、そんな風に考えていた時期が誰にでもあったと思います。

まずは組み手で相手と同じぐらい押し返して、力を相殺すること、その次に触って相手の力を受け流せるようになると、組み技はさらに楽しくなると思います。
その為の練習は、そうです。打ち込みです。出たよ、また打ち込みです。困った時の味の素ぐらい打ち込みです。
さぁ、感謝の打ち込みで音を置き去りにしましょう。

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