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体力と回復力

一昨日、元気になって登山をしたら、昨日はその疲労からか調子が悪かった。
登山者平均の50%増しのスピードで歩ける体力があっても、回復力は別の次元の話ということやね。

昔、テニスの伊達公子がプロに復帰したとき、同じようなことを言っていた。
今でもフルセットを戦い抜く体力はあるけれども、回復力が無いのでトーナメントを勝ち上がるのは難しい、ということだった。
実際、復帰後の彼女は世界ランキング一桁の選手に勝つこともあった。
大阪で行われた小さな大会の準決勝で世界8位を倒して、決勝で100位台の選手に負けていた。

余談だけど、グランドスラムやマスターズなどの大きな大会で上位の選手が恐れたのが、初戦で伊達に当たることだった。
優勝候補クラスの選手はトーナメントを勝ち上がりながら調子を上げていく。1回戦や2回戦は下位ランクの選手が相手だから、体を慣らすのに丁度いい。
ところが初戦の伊達は元気一杯で世界ランク一桁並みの力があるので、調整どころではない。
調子の上がっていない体で全力を出すので、たとえ勝ってもその選手はトーナメントを勝ち上がる力を削られてしまうのだ。


というわけで、伊達公子でも年齢による回復力の衰えには勝てなかったのだから、凡人でうつ病の僕が翌日に疲れを引きずるのは仕方ないね。
と慰めてみる。

うつ病でも症状が落ち着いて、ある程度動けるようになってから、散歩とかジョギングとかジムに行くとかすれば体力は付くと思う。
個人的な経験なので絶対とは言えないけど、歩く距離が増えたり筋トレの強度が上がったりはするだろう。

問題は回復力で、これが健常者の半分以下になっている人が多いんじゃないだろうか。
対策としては栄養豊富な食事と十分な睡眠。
出来れば入浴とストレッチ、マッサージなどなど、平凡な解決策しか浮かばないなあ。

あとは翌日に影響しない程度に運動強度を下げるか。
それはそれでつまらないという一面もある。
運動してアドレナリンが出ると楽しくなるし、それを楽しむのも大事だと思うんだよね。
普段、どうしてもネガティブになりがちだから、楽しいことは出来るだけ味わっておきたいと思う。
翌日に疲労でネガティブになれば差し引きゼロかもしれないけど(涙目)。

前日の疲れを引きずっていたせいか昨夜はよく眠れたので、今日の体調は昨日よりはマシだけど、全快!というわけではない。
朝方、悪夢を見た影響でネガティブな気持ちで家事をしていたけど、気が付いたら意外と早く終わっていて、今のんびり出来ている。
あとは買い物と夕飯作りだけ。
まあボチボチ行きましょ~って感じかな。


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