ヒガンバナ プロローグ

『キミガシネ』と『徒花の館』に憧れて一昨年諦めた分岐デスゲームもの書きたくなりました
今はプロローグしかできていませんが時間をかけて二人の視点で完成まで書きたいです
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締め切られた空間。
18、体が倒れてる。
一人ずつ目を覚まし静かだった空間に困惑の声が溢れてくる。
誰かが冗談混じりに
「デスゲームみたいだな」
と呟いた。
「はーい。
その通り大正解」
白いヒガンバナをどこかの制服の胸ポケットに刺した誰かが近寄る。
「こんばんは。
夜中の皆さん。
今回は殺人者及び一般人の計十八、かな。
みなさんにはここでデスゲームをしてもらいまーす。
生き残るのは一人。
運が良ければ十人の可能性もあるので、頑張ってね。
それじゃあルール説明するので部屋を移動しまーす。
ついてきて」
全員が戸惑いながらも大人しくついていく。
「好きな席に座ってね」
全員が席についた。
「それではざっくりとしたルール説明。
さっき殺人者と一般人がいるって言ったけど、このゲームのメインは人狼ゲーム。
三回あるゲームの中で人狼である殺人者は自分以外全員殺すことが勝利条件。
市民である一般人は人狼を全員吊って生き残っている人が勝利。
もちろんそれ以外の役職もあるし、一回ごとのゲームの合間にはミニゲームもある。
詳しい話はそれぞれのゲームごとにしていくけど、ここで、交・流・かーい。
各々自己紹介なりなんなりで仲を深めてね。
そしたら後々ゲームに役立つかも。
そして二人組になってね。
最初のミニゲーム。
一組のペアに殺し合いをしてもらいます。
ペアを作って、どのペアが殺し合うかをみんなで決めてね」
「あの、」
「えーっと、トキ、だったよね。
何?」
「誰か一人が死ねばいいんですか?」
「?うん、まあそうだね」
「じゃあ、僕を殺してください」
「へぇ、いいよ。
じゃあみんなペア解散」
トキが倒れ込む。
「大丈夫だよ。
苦しみはしない。
致死量の睡眠薬を盛っただけ。
一時間もすれば死ぬし、その間は幸せな夢に浸っていられる。
心配しないでね。
僕は君たちが死ぬ時に、望んだ死に方で殺してあげるから。
自殺は止める義務も権利もないし、なんなら手伝ってあげる。
さて、僕ばっかり喋って疲れちゃった。
君たちはゲーム開始までここにいてね。
質問あったらそこのタブレットに打ち込めば答えてあげる。
じゃーね」
嵐が去った直後のように部屋は呆れて静まり返った。
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相変わらず三人称視点下手ですね
一話からは一人称視点になる予定です
マガジンも作りましたが、更新はいつになるかは分かりません

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