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第3節 VS横浜FC(A)

■スターティングメンバー

●モンテディオ山形(※敬称略)
GK:後藤(雅)
DF:吉田、熊本、西村、川井
MF:高江、南、氣田
FW:坂本、高橋、イサカ

スターティングメンバー 4-2-1-3

■結果

横浜FC 2-0 モンテディオ山形
得点者
横浜:カプリーニ(前半25分)、中野(後半93分)
山形:

■マッチレポート

アウェー3連戦を2連勝で迎えた山形。一方、開幕から未だ勝利のない横浜。J1昇格候補にも名の挙がる両クラブが、互いのプライドを懸け挑む、重要な一戦となった。山形は昨年連勝スタートを切るも、第3節を落とし、そこから連敗が続き、ライバルに遅れを取ってしまった。アウェーが続く中でもしっかりと勝ち点3を持ち帰り、次節ホーム開幕戦に臨みたいところ。

前半開始早々、両チームシュートまで運ぶシーンが続く中、先に決定機を迎えたのは横浜。前半4分、右サイド山根の裏へのピンポイントパスに、森が抜け出しGKと1VS1になるも、ここは後藤がファインセーブ。さらに前半7分には、バイタルエリアで小川がボールを受け、そのまま左足を振り抜くも、またしても後藤がビックセーブ。後藤の好セーブの連発で難を逃れる。なかなか中盤にボールが入らず、思うようなパス回しが展開できない山形に対し、横浜はさらにギアを上げていく。この試合幾度となくチャンスを作ってきた福森のパスをきっかけに、左サイドを攻略。小川のクロスをファーで待つ山根が中に折り返えすと、カプリーニが合わせ、待望の先制点をもぎ取る。山形は3戦連続となる先制点を許す展開となった。その後も山形は、ボールを動かしながらチャンスを伺うも、横浜の固い守備を前に、決定機を創出できないまま前半が終了。

後半、山形は長短のパスを織り交ぜながら、横浜の綻びを狙っていくが、糸口を見つけられないまま時計の針だけが進んでいく。メンバー交代と配置変更でさらに攻勢を掛けていくが、山形の持ち味でもあるテンポの良いパス交換や両WGの仕掛けが見られず、なかなか決定機まで運べない展開となる。一方横浜は、徹底した守備陣形を敷き、カプリーニ・ユーリララのブラジル人コンビを中心に、隙を見てチャンスを狙っていくと、後半82分には途中出場の中村、中野のパス交換から右サイドでフリーとなった中野が、右足を振り抜きゴールに襲い掛かるも、これは枠の外。しかし後半ロスタイム、再び右サイド中村から左サイド中野にボールを展開すると、カットインからファーサイドに流し込みゴールネットを揺らす。試合はこのまま2ー0で終了。試合を通して支配し続けた横浜は、今シーズン初勝利。山形は持ち前の攻撃力が発揮できず、悔しい敗戦となった。

山形にとっては、次節はいよいよホーム開幕戦。ミッドウィークにYBCルヴァンカップを挟むため、厳しい日程となるが、ここでの敗戦が次節の教訓となるよう、良い準備をしていくしかない。昨年とは違う山形を見せるためには、次節は非常に重要な一戦となるだろう。

(ライター:太田隼矢)

■インタビュー

・昨年に続き、連勝スタートから第3節での悔しい敗戦となりました。まずは試合を振り返ってみていかがでしょうか?

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