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第7節 VS清水エスパルス(H)

■スターティングメンバー

●モンテディオ山形(※敬称略)
GK:後藤(雅)
DF:吉田、安部、熊本、西村
MF:高江、南、國分
FW:氣田、高橋、杉山

スターティングメンバー 4-2-1-3

■結果

モンテディオ山形 2-0 清水エスパルス
・得点者
山形:氣田(前半34分)、高橋(後半88分)
清水:無し

■マッチレポート

前節引き分けの中でも一筋の光が見え始めた山形、4試合ぶりの勝利を目指し、3連勝中と波に乗る清水を迎え撃つことになった。

清水は、主力メンバーの乾、カルリーニョス、北川が欠場の中、新戦力の郡司がJリーグデビューなど若手を起用して挑んでいった。山形も前節からバッグラインの並びを変更し、熊本を右、安部を中央に起用した。

この試合、終始主導権を握ったのは山形。前半5分、右サイド杉山のクロスに高江がダイレクトで合わせると、惜しくもクロスバーに阻まれる。さらに続けて7分には、テンポよく左サイドを攻略すると、國分のクロスに杉山が合わせネットを揺らすも、ここはオフサイドの判定で得点取り消し。山形は、高い位置からの守備を起点にリズムを掴んでいく。清水もチャンスを見出そうと、両ウイングを中心に攻撃を仕掛けていくも、山形の統率されたDFラインを攻略することができず、決定機を演出できない場面が続く。そんな中前半34分、遂に試合が動く。自陣からのビルドアップで清水のプレスを剝がしていくと、高江から中央の氣田にボールが渡り、DFを一枚剝がすと、狙い澄まされたシュートがゴールに吸い込まれ、先制に成功。氣田は山形に移籍後、初ゴールとなった。前半はこのまま試合が動くことなく1-0で終了。

後半、清水は郡司から千葉に代え、ペースを握っていく。47分には裏に抜け出した松崎が、遠い位置からゴールを狙うも、GK後藤がビックセーブ。さらに50分にも、再び松崎がシュートを放つも、後藤の安定したセービングでゴールを割らせない。チャンスを活かせないまま試合が進むと、徐々に山形も反撃を仕掛けていく。65分には右サイドの高い位置でFKを獲得すると、杉山のピンポイントのクロスボールに、熊本が頭で合わせるも、GK権田に阻まれ、さらにこぼれ球に反応した國分のシュートもはじき出し、難を逃れる。互いに選手を交代していきながらチャンスを伺っていくが、交代策がハマったのは山形。88分、途中出場の加藤が右サイド深い位置からクロスを上げると、一度は清水DFにはじかれるも、中で待っていた高橋にボールが流れ、冷静にゴールに沈め、追加点を挙げる。その後も山形は安定した守備でゴールを許さず、試合はこのまま2-0で終了。ホーム初勝利をあげた。

山形は4試合ぶりの勝利を、多くのサポーターが駆けつけるホームで獲得。
結果以上に清水を圧倒し続けた90分だったが、前節のいわき戦から続き、2試合連続のクリーンシート。後ろからパスを繋ぎ相手を剥がし、強力な前線に良い状態でボールを渡していく山形のサッカーにおいて、バックラインの安定感は必須となる。守備面だけでなく攻撃面での活躍も光ったこの2試合であった。ここから連戦が始まるが、7節にして完成しつつある山形のサッカー。次節はアウェーで強敵、長崎との一戦を控えている。連勝街道に乗れるのか、J2優勝の為には勝ち点3が欲しいところである。

(ライター:太田隼矢)

■インタビュー

・ホーム初勝利、2試合連続のクリーンシート、おめでとうございます。今のお気持ちをお聞かせください!

まずは、サポーターの皆さんに勝利を届けることができたのが一番の喜びです!ホーム2連敗(甲府、藤枝)の中で、自分はベンチからスタジアムに駆けつけてくれたサポーターの声を聴いていて、

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