別れを告げる桜
先日の続きみたいな感じになると思う。
私の塾の恩師がいなくなってから、またバイトのシフトに入った。
塾はちょうど新学年に切り替えていく時期で
今は移行期間だ。
業務内容も移行作業が多く、例外なく私もその作業をした。
恩師の名前が書かれたファイル・時間割・出席簿
ありとあらゆるところに、先生の名前があった。
きちんと、お別れができた。と思っていた。
そのはずなのに、作業をしている時心がザワザワするのを感じた。
たった2年半。そのあと1年。
短いと言えば短い時間を過ごしただけ。
家族なんかより明らかに少ない。
たったそれだけの事で、私の心はざわついてしまうのだ。
大学生になって、出会いも別れもあっという間だと気がついた。
他の人より同じ環境下で長い年月を過ごしてきた私には、別れ は重く、苦しいものだった。
バイト先の4年生も3月でいなくなってしまう。
1人の先輩は、私がバイトを始めてから多くの時間を共に過ごし、ほんとに初歩から教えていただいた先輩だ。
キャリアウーマンみたいで、その後ろ姿に何回も見とれてしまった。
いずれ、私もそうなりたいと願っている。
もう1人の先輩も機会は少なかったけれど、一緒に仕事をして、その度に電話対応が素晴らしくて、見惚れてしまっていた。
優しくて元気な先輩だ。
恩師のことを思い出したり、先輩たちの去ったバイトを考えてしまうと悲しくなってしまう。
それほどに先輩達からも、恩師からも、
得たものは多く、たくさんの感情にしてもらったのだと思う。
まだ、受け止めきれていないと思うけれど
少しずつ、笑って思い出せるように。
私の糧としていけるようになりたい。
出会いも別れも大切にしていきたい
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