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【反復流産】4年ぶり2度目の妊娠も、流産したきろく⑤~産婦人科への転院~

今回は下記の記事の続きとなります。

治療歴はこちら。

不妊治療を開始してから(休止期間を含めると)5年以上経ち、初めて不妊クリニックを卒業しました。
子供を持ちたいと希望して妊娠、出産するまでの過程の中で「妊娠」というトンネルは抜けたといった感じでしょうか。
そして、次は出産へ向けて毛色の違う長いトンネルにまた入って行ったのです。

産婦人科への転院で、環境の変化を感じたり不信感を抱いたり37歳高齢出産へ向けて問題点などに直面したことなどをきろくしました。
少し批判的になってしまった部分はありますが、それも含めてどなたかの参考になればと思います。

産婦人科の初診

不妊クリニックを卒業して2週間後くらいに
産婦人科を予約しました。
(卒業時にいつ予約すればいいのか聞いたら10日~2週間後くらいでいいと思いますよ。
と言われたのでそうしましたが、
人それぞれ状況が違うと思うので先生に確認された方がいいと思います)
初診の日はクリニックを卒業してから2週間も経っていたので赤ちゃんの生存の心配、
初めての場所・人気の病院なので駐車場停められるかな…ということから
先生や看護師さんとの相性などいろいろ考えると緊張MAXでした。

実際に来てみると、
こじんまりとした待合室にお腹の大きな女性が少し間隔を空けて数人座っていました。
上の階からは、元気な赤ちゃんの泣き声が聞こえていて
その慣れない状況に戸惑ってしまいました。
ずっと避けていた空間だったので、
何年も積み重ねてきた「不妊の私」からギアチェンジしてもなかなか心が追いつかないような感覚です。
そんな私は、とっさに奥の方にあった即席の待合席みたいなパイプ椅子めがけて着席。

Web予約のシステムはあるものの、
それでも1時間前後は待つことになるのが
こちらの産婦人科。
待ち時間が長いことには慣れっこになっているので1時間なんて全然問題ないさ!と思ってはいましたが身体は変化しています。
妊娠初期だとすでにつわりが始まっている人もいて各々ただ座っていることがツライ…
私はそこまでつわりが重くなかったので、
食べづわり対策として小さいおにぎりと梅の飴、レモン水を持参しましたが
お腹の張りと腰痛がつらかったですね。

しばらくすると、名前が呼ばれ部屋の中へ。

初めてのエコー

何から始まるのかわからなかったので
ドキドキしましたが、
なんとエコーからでした。
ドラマなどで見たことのある場面!
パンツをどこまで下げたらいいのかわからずもぞもぞしましたが
看護師さんにガッと下げられ、
明るい部屋で下の毛が見えてるであろう恥ずかしい状況ではあったものの(下ネタ?すみません)悲しいかな下半身の恥ずかしい状況にも慣れっこ。
少しすると清潔感のある優しそうなジェントルおじいさん先生登場!
話し方なども穏やかで、
この時は、ここの病院にして良かったかもと思いました。

赤ちゃん、ジャンプ披露

初めてのエコーにて、
心臓がピコピコ動いている様子にまず安心しました。
そして、すでに人間らしい形になっていることに驚きと喜びを感じて胸いっぱいに。
時間をかけていろんな向きから写真を撮ってくれたのも嬉しかったです。
そんな中、赤ちゃんがビヨンと動いた瞬間があり
「え!?!?」と思ったら
「ジャンプしたね~~」と先生。
赤ちゃんがジャンプしたらしく、ニヤニヤが止まりません。

今思うと、
この時間が一番幸せでした。
いろんな不安を抱えながらも目の前に頑張って生きている赤ちゃんが見えて、
心臓が動いていること・成長していること・ジャンプしたことへの喜びだけを感じられた。

採血は看護師さんの腕次第

嬉しかった内診も終わり、
出産までのスケジュールや病院の決まり事などの説明と血液検査のための採血をしてもらいました。
この病院で初めての採血。
Bクリニックでは、ほぼ毎回のように
血液検査があったので採血も慣れっこです。
私の場合、血管が探しにくいようで
看護師さんが困っている姿も見慣れていましたが、
きちんと問題なく採血してもらっていたので
特に心配はしていなかったのですが。
今回採血してくれた看護師さんは、
「うー---ん…あれ?あっ、いけた」
など不安を煽るような独り言が多く、
採血の時間も長くなっていきました。
しまいには、
「すみません、このままちょっとずらしますね。ちょっと痛いかもしれない、ごめんね」
と言って針を刺したままずらす。
「大丈夫です…」とは言うものの、痛い。
結局ずらしたけど、5本分必要な血がなかなか取れなくて一度針を抜いてもう一度やろうかというところでぎりぎり5本分get。
「体調大丈夫ですか?すみませんでした(失笑)」
と心配はしてくれるものの、その軽さにちょっと不信感。
勘弁してくれよ…と思ったのです。
ベテランの雰囲気を醸し出した看護師さんだったので残念でした。

高齢出産と出生前診断

その後、この看護師さんから
「出生前診断は受けますか?」
と、待合室にて声をかけられました。
私たちは、以前にテレビで見た内容がきっかけで出生前診断の検査をするかしないかについて話し合ったことがありましたが、
今回妊娠してから現在の私の年齢や状況を踏まえてどうするかは決めていなかったのです。

正直、出生前診断については
かなりセンシティブなことだと思うので
他にもたくさん患者さんがいる待合室で
聞くような内容ではないんじゃないか?という気持ちもありました。

一度持ち帰って夫と話し合う形でもいいですか?
と聞くと、
「すでに11wに入っているので今この時点で予約してもらわないと難しいです。
年齢が37歳だと高齢出産になるので、ほとんどの方は受けられますよ。
今回は初期の検査なので費用は無料です。」
(妊娠初期12~13週での、染色体異常の初期スクリーニング検査のことです)

確定診断ではないことやその後の流れなどの説明も受けました。

少し考えた後、
無料か。ほとんどの人は受けるのか…
と、予約したのです。

帰って夫に報告し、納得はしてくれたものの
自分がした決断・経緯にモヤっとしたものを残していました。


次は、流産確定から手術までのきろくです。




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