【読書記録】朝1分間、30の習慣。

最近耳読した樺沢紫苑先生の、「読書脳」に、読書をしたあとのアウトプットの大切さが書かれていました。年間100冊以上は読んでいるので、まあまあ読書好きかなと思っているのですが、なかなかアプトプットはできていません。。すべてはできませんが、少しずつ記録としてアウトプットしていきたいと思います。

今回の本は、『朝1分間、30の習慣。』という本。
時間術やライフハック系の本は、ついつい手に取ってしまいます。会社員ではなく、フリーランスで働いている身としては、皆さんがどのように生産性を上げているのか、どうしたらよりよい生活、人生になるのかという問題は、とても興味があります。この本は、2~3年前に買って1度読んで以降、そのままになってしまった本です。今回新たに読んでみてまた気づきなどがありました。

著者について

著者は、『質問家』『ライトノベラー』のマツダミヒロさん。
当時、YouTubeで著者のことを知り、本を買った記憶があります。

1日の生産性と幸福度を上げる『プロダクティビティシート』開発者。時間と場所にとらわれないビジネススタイルで世界を旅しながら、各国で「自分らしく生きる」講演・セミナー活動を行う。

著者プロフィールより

「世界を旅しながら」…なんて素敵な人生!

『質問家』という珍しい肩書のとおり、この本のメインは、朝、自分への質問をすることです。朝、思っていることをノートに書き出していくモーニングノートとメソッドとしてはよく似ていますが、「自分に質問する」というアプローチにすることで、より実行しやすい方法に落とし込めていると思いました。

朝の時間の大切さ

とても意外なことに、著者はとても朝が苦手だったそう。自分が決めたミーティングの時間も守れないほどだったそうです。いわゆる朝活系の、朝5時に起きよう、という本ではありません。著者は、あなたが起きたときが「朝」だとし、「何時に起きるか」ではなく「起きてから何をするか」が重要だと述べています。なぜなら、朝が1日の中でもっともパフォーマンスがいい時間帯だから。

ちょうど今読んでいる樺沢先生の『神・時間術』という本でも、生産性を上げるために朝の時間を有効活用することが書かれています。1日の時間は変わらないし、私たちの能力にも限界はありますが、適切な時間に適切なことを行う(朝の時間に重要なタスクを行う)ことで、生産性が向上することは、私自身も何度か実感していますが、つい朝にボーっとしてしまうことも多いなと感じていました。

まず、自分に質問する

この本では、朝にとにかく重要なタスクをしなさいということではなく、まず自分に「どんな気持ち?」と問いかけることを推奨しています。
私は朝コーヒーを飲みながらほぼ日手帳を開いて、今日一日のタスクや予定を立てたりするのですが、今どんな気持ちかを問いかけることはあまりなかったことに気づきました。(モーニングノートもすでに挫折気味・・・)
自分の気持ちをノートに書こう、と思ってもなかなか出てこなかったりしますが、自分に質問するように問いかけると意外と率直な気持ちがでてくるような気がします。これは新たな発見でした。そして、さらに掘り下げて質問することで、自分のもやもやが整理されていくとのこと。
たとえば、
私A:今、どんな気持ち?

私B:○○のことで悩んでいる、落ち込んでいる

私A:その悩みって考えて解決できると思う?

私B:考えていても解決できることではない。今できることを一生懸命やろう。

というように。
私はわりと頭の中が常にごちゃごちゃしているタイプなので、自分で自分をコーチングするように質問するってとてもいい方法だなと思いました。
自分に質問したり、書き出したりしなければ、ずっと何が問題なのかわからずごちゃごちゃしてしまいそう。

「気持ち」にフォーカスする

そして、私を含め多くの人は、その日の「行動」にフォーカスしがちだと思います。著者ももちろん、その日絶対にやるべきことを決める、という行動やタスクについても言及しているのですが、自分に対する質問では「どんな気持ち?」「今日、どんな気持ちになったら最高?」というように、「気持ち」にフォーカスしています。これも私にとっては意外と新たな発見でした。これまでは、自分の気持ちは置いてけぼりで、「○○を終わらせる」「○○をやる」ということしか手帳には書いていなかったので。
でも自分の人生だし、幸福感というものは気持ちで感じるものなのだから気持ちにフォーカスすることってやっぱりとても大切です。
「○○を終わらせる」ではなく、「○○を終わらせてクライアントの成果に貢献したい」とか「クライアントに喜んでいただきたい」という気持ちにフォーカスすることで、とても自分の人生を生きている感が出るのではないかと思いました。

これから取り入れる習慣


この本を読んで、すでに取り入れているものもありますが、これから行動に落とし込むことについて書いていきたいと思います。

・モーニングノートに取り入れる

巻末には、著者が開発したプロダクティビティシートの見本や、ダウンロードできるQRコードもついていますが、それを使うというよりは、その中の要素を取り入れていきたいと思います。
具体的には、モーニングノートのほうに、「今どんな気持ち?(さらに掘り下げ)」「どんな気持ちになったら最高?」「今気になっていることは?」などの質問を取り入れながら書いていきたいです。

・ほぼ日手帳に取り入れる

ほぼ日手帳には、主にデイリーのページに、その日のプランや振り返りを書いているので、ここでも、プロダクティビティシートの要素を取り入れていきたいです。プランでは、「今日考えるべきこと」「今日インプットしたいこと」「コンタクトリスト」、振り返りでは「今日よかったことは?」「明日はどんな日にしたい?」という質問について書いていきたいです。

・朝、目的なくテレビをつけない

私は毎朝、TBSのラヴィット!が好きで毎日見ているのですが、始まるまでもなんとなくつけてしまっていました。でも著者は十数年前からテレビを見ていないとのこと。「朝というまっさらな状態の脳に、必要のない無駄な情報を詰め込んでいるということになります」という一文を読んで、納得しました。そこで今日から、テレビの代わりにクラシックを流すことにしたら、なんだか気持ちがすっきりし、1日ゆったりした気分でいられたような気がします。(でも、8時からはもちろんラヴィット!笑)

他にも、著者が勧めている習慣で、たまにやっていること、日々やっていることなどもありました。しばらくやめていた習慣で、著者が勧めていることでまた取り入れようと思う習慣もありました。すべてを取り入れることは難しいですが、たまに読み返してみて、習慣の棚卸し?をしていきたいと思います。


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