気に入った物を大切に使う。これは小さな頃から変わらない。
世の中は「SDGsだ、エコだ」と何かにつけて言っているが、どんどんと新商品が出てエコバックも色んな種類のものが発売されている。これは結局エコに繋がっているのかと疑問に思っている。
事実、愛犬の散歩にエコバックを利用しているが利用頻度が高すぎてもう何度も破れて新しい物に交換している。特典で貰えるダサい物を使用しているから作りが悪いのかもしれない。だけどこれのどこが"エコ"バッグなのかと思っている。本当にこの世の中は一体何をしているのだろうかと思う。考える力、本質を見極める力が本当になくなっているのか日本は。

気に入ったものは本当に大切に使用していて、たとえ100均で購入したものでさえ何年、何十年と使用している。
何年かに一度、生活用品や洋服などジャンルごとに突然訪れる総入れ替え時期がある。しかし治療が終わって元気になったのもあるのだろうか、ジャンルごとの総入れ替え時期が一度に押し寄せている。

長く物を使っているといい思い出も悪い思い出も、物を使うことで蘇ってくる。今は一人暮らしの時に使用していた物たちが、苦しかった思い出しか出てこなくなったので処分することに決めた。思い出も何もかも処分する。

わたしは比較的物事を覚えていないから、思い出すトリガーになる物がなくなると記憶までも失われるような感覚でいる。
わたしの容量はそんなに大きくないから何もかも残していたら、新しくこれからの人生大切にしたいもの、心に留めておきたいものが入らなくなってしまう。だから過去に執着しても何も良いことはないし、今が一番若くて楽しいから今を全力でしぶとく生きていこうと思う。

おわり。