27.透き通る関係(自己紹介)
彼と私。お互い、独身。
バツはついているけど。
二人は再婚もしないし、
約束もしないし、
同居もしない。
それでいいと思っている。
そうでないと、私たちの関係は続かない。
甘くもないし、苦くもない。
水のように透き通って、
身体の中に浸透していくような関係。
濁っていないし、色もついていないし。
透明な二人。
透明だからって、無ではない。
そこに存在している。
ガラスのコップに波々と注がれている時もあれば、あと一口しか残っていないこともある。
でも、またそこへ水を注げば、二人はまた満たされる。
こんな年齢になって、一生に一度の恋愛をするとは思わなかった。ずっとうまくいかなかった人生だったから、最後の最後で彼と出逢えて良かった。
少し前にも、彼にその事を伝えた。
どうせ残りの人生、数十年しかないから、あなたがいない日々よりも、泣いてもいいからあなたと一緒にいたい。
そしたら、
どうせってなんだよw
って笑われた。
婚外恋愛でなく、
おじさんとおばさんの
透き通る恋愛。
墓場まで見送る決意をしている。
介護もするよ。嫌って言うと思うけど。
ふぅ、彼も私も
シングルで良かった。
あなたが既婚者でなくて良かった。
この日記は、私からあなたへの恋文。
毎日綴るの。
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