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お酒と資産形成

お酒を飲めない人は酒代を投資することで酒飲みより資産形成が可能になるが、適量の飲酒は人生の様々なシーンで潤いを与えてくれる気がする(と飲めない父は思う)という話。
 
JAL機内誌『SKYWARD』に作家の浅田次郎氏のエッセイが連載されている。JALに乗らないと読めないのが難点だが、「どくとるマンボウ」の北杜夫氏を思わせる軽妙な語り口でなかなか楽しい。

今月のお題が「下戸の来歴」。
浅田氏はお酒が一滴も飲めず、奈良漬でさえ酔ってしまうという完璧な下戸とのこと。氏ほどではないが酒に弱い自分にはなかなか共感できる内容だった。
 
飛行機ではビジネスクラス以上になるとよいお酒が飲めるが、下戸には関係のない話でいつも損した気分になるそうだ。また飲めないことで、これまでいろいろなシーンで困ったことが綴られていた。

氏もそうだが昭和の人間にとって酒が飲めないことは仕事をする上でハンデだったし、コンプレックスを抱くことだったのだ。
 
氏は自分より年上だが、確かに自分の若いころは未成年でも大学に入れば飲まされるのは当たり前だったし、先輩や上司から「俺の酒が飲めないのか」と迫られるのは日常茶飯事だった。

死語かもしれないが「飲みにケーション」なんて言葉があったくらいだ。
令和の今なら「アルハラ」「パワハラ」で通報されるのだろう。
 
なによりお酒の力を借りて良い雰囲気に持ち込み女性を口説けないのは不利だった。素敵なバーに誘ったのに自分だけウーロン茶というのは格好がつかない時代だったのだ。

最近はノンアルでも楽しめるバーなどもあり、スマドリバーなどと呼んでいるらしいのでそのあたりの考え方は変わっているのだろうか。
(スマートドリンクの略)
 
下戸という呼び方も最近は聞かないし、お酒を飲めない人にとっては生きやすい時代になったのかもしれない。
 
ただ、そうはいっても日本は西欧の諸外国に比べて飲酒に寛容な国と言われていて、いろいろなシーンで飲む機会は多いし毎日晩酌し休日は明るいうちから飲む人という人は少なくない。
 
自分の友人、知人でも家飲み、外飲みにかかわらず毎日飲んで月のアルコール代が5万円以上という人は少なからずいる。
普段飲まない自分からすると相当な金額だ。

20歳から60歳までの40年間をS&P500に毎月5万円積立投資し、過去実績の7%で運用したとすると実に¥131,240,670にもなる。


しかし、もし自分がお酒が飲めたらそんな計算など気にせずに「飲みにケーション」に投資するような気がする。

君は飲める体質だろうか?
幸い母方は酒飲みの家系なので、ある程度は飲めるといいと思う。

ただ、飲み過ぎて見出しの写真のようにならないように気を付けて欲しい。

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