天網 慶

趣味で小説書いています。普段考察をするのが好きなので、考察ができるような伏線がたくさん…

天網 慶

趣味で小説書いています。普段考察をするのが好きなので、考察ができるような伏線がたくさんある小説を書いています。そういうのが好きな人はきっと気に入ってくれると思います。よろしくお願いいたします。

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Magical Science 第1話 旅立ち

ここは今より1000年後の未来、誰もが魔法を使える世界である。人々は、魔法により監視され、まるでロボットのように管理されていた。毎日が同じことの繰り返し、なんのトラブルもない生活により、人々の目から光は消えていた。  そんな中、夢と希望に馳せる少年がいた。 「なあ知ってるか。この世にはどこかに『大いなる宝』が眠ってるんだってよ。」 目を輝かせながら話す彼は、ロバート・ワトソン 12歳。通称『ワット』この物語の主人公である。 ワットは暗い部屋に魔法で明かりを灯しながらそ

    • ブルーセーバーズ2話 ブルーセーバーズ

       慶太たちは命からがらゴンから逃げてきた。 「無様なもんだな、お前たち。」トーゴーが厳しい言葉を浴びせる。 「何だと?現場に出ていないくせに偉そうな。」慶太がトーゴーを睨む。 「落ち着け、慶太。」武人が慶太をなだめる。 「落ち着けだと?魔法使いが偉そうに言うな!」慶太と武人がにらみ合う。 「まあまあ、一旦作戦を考えよう。」ナギが2人の間に入った。 「作戦なんか関係ない。俺たち人間は、あの化け物には勝てない。」慶太はそう言って部屋を出て行った。 「ヤツは今でも人間

      • ブルーセーバーズ 第1話 集結

         2人のドラゴニア星人がどこかで会話をしている。 「次のターゲットは地球だ。リュウを偵察に行かせていたが、連絡が取れなくなった。」 「あのリュウがですか?」 「ああ。田舎の星だと思って油断していたのだろう。次はお前が地球に行き、征服して来い。」 「了解しました。アルファ様。」  私の名前は双葉武人。今回は統一政府に呼ばれて本部に向かっている。統一政府とは地球上の全国を管轄している組織である。統治はそれぞれの国の方針に任せているので、世界征服しているわけではないが、平

        • ブルーセーバーズ 双葉編2話 計画

           私の名前は双葉武人。昼は弁護士、夜はローウィザードというヒーローとして仕事をしている。今回はローウィザードとしての私から話が始まる。  私はいつも通り法律で裁けないようなグレーゾーンの犯罪者を懲らしめていた。こうすることで少しでも犯罪の抑止になればいいなと思っていた。だがあつ犯罪者を捕まえた時、こんなことを言われた。 「お前みたいな魔法使いに捕まるなんて一生の恥だ!まだセーバーに捕まった方が良かったぜ。」  この世界では魔法使いが差別されている。するとどこからか石を投

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        Magical Science 第1話 旅立ち

          ブルーセーバーズ 九条編2話 対決

          俺は九条慶太。九条コーポレーションの社長をしている。俺は最近研究室にこもっている。 「社長、そろそろお休みになられてはどうですか?」そう言って秘書の美鈴が話しかけてきた。 「いや、もう少し研究するわ。」俺はそう言って研究を続けた。  俺は前回の1件で超人的な脳を手に入れたわけだが、そうなると次は超人的な肉体が欲しくなる。そこで自身の肉体を機械と融合させることによって超人になるわけだが、その機械を永久的に動かすエネルギー源が問題となっている。そのいいエネルギー源がどうして

          ブルーセーバーズ 九条編2話 対決

          ブルーセーバーズ ナギ編1話 情報

           ここは惑星プルート。地球ではいまだ発見されていない未知の惑星である。ここには人間の10倍の身体能力を有する戦闘民族、プルート族が暮らしている。ある日、5歳のナギが郊外で親の農作業を手伝っていると、空に一筋の光が見えた。あれはなんだろう。そう思ったのも束の間、都市部が突然爆発した。 「ナギはここで待っていなさい!」ナギは親の言うことを信じて隠れて待っていた。だがいくら待っても親は帰ってこなかった。あれからどれくらい経ったかも分からない。ナギは痺れを切らして都市部に向かった。

          ブルーセーバーズ ナギ編1話 情報

          ブルーセーバーズ 双葉編1話 協力

          私の名前は双葉武人ふたばたけひと。双葉法律事務所を経営している弁護士である。先日も大企業の社長の弁護をして、それなりに順調な弁護士人生をおくっている。もっとも私の専門は魔法事件である。この世界では魔法を使える人間が少数存在する。昔は誰もが魔法を使えたようだが、科学技術の発展とともに魔法は使われなくなり、だんだん魔法を使える人自体が少なくなった。だが、もちろん魔法を使える人もいるので、魔法を使った犯罪も存在する。私はその魔法事件を専門としている。  だが私にはもう1つ裏の顔が

          ブルーセーバーズ 双葉編1話 協力

          ブルーセーバーズ 第1話 融合

           俺の名前は九条慶太くじょう けいた。俺のことを一言で言うと「天才」である。大学在学中の21歳で会社「九条コーポレーション」を設立してから数多くの発明品を排出している。俺が発明家を志したのには理由がある。あれは俺が5歳の時、テレビで宇宙に飛び立つ人間を見たからだ。その日はどのニュースでもどの新聞でも、ロケット発射のニュースしか取り扱っていなかった。何しろ人類初の宇宙進出である。私はこのニュースを見て、いつか自分で作ったロケットで宇宙に行くことが夢になった。その後俺は必至で勉強

          ブルーセーバーズ 第1話 融合

          次回作予告

           現在新しい小説「ブルーセーバーズ」を執筆中です。  オムニバス形式の1話完結なので、隙間時間に読んでくれると幸いです。今回は主人公が3人いるという初めての試みをしているので、読みづらいところもあるかと思いますが、普段は別々の世界にいるキャラクターが途中でクロスオーバーしたりするので、好きなキャラとか作ってくれると何倍も楽しめると思います。  完結まで何話かかるか分かりませんが、よろしくお願いいたします。  明日第1話を投稿するので、是非読んでください!よろしくお願いしま

          転生してもいいことなんてないじゃないか 最終話

          私とヴァイオレットが家に帰るとそこには誰もいなかった。もう時刻は夜の9時である。私は不審に思ったが、今日の大会の疲れがどっと噴き出てきたので、すぐに寝てしまった。  何やら外が騒がしい。私はその煩わしさで目が覚めた。時計を見ると、深夜の1時だった。こんな深夜に外で何をやっているんだ。私はそう疑問に思い、部屋を出た。するとヴァイオレットがすごい勢いで外から返って来た。どこに行ってたんだ?私がそう尋ねると、彼女はものすごい剣幕で口を開いた。 「外が騒がしいから私も今見てきたん

          転生してもいいことなんてないじゃないか 最終話

          異世界転生してもいいことなんかないじゃないか 第4話 払拭

          ダンスパーティから1週間が過ぎた頃、私の下に手紙が届いた。送り主は兄のナーガであった。彼からの手紙などロクなものではない。私はそう思いながら手紙を読んだ。するとその中身はナーガが3ヶ月後に決闘大会を主催する旨であった。 「ふーん。いいじゃない。」ヴァイオレットは手紙を読み、一言そう言った。 「いいって、ナーガの剣闘の才能を知らないの?絶対恥をかくだけだって。」私は反論した。 「だって魔法ありなんでしょ?ならあんたでも勝ち目はあるでしょ?何より私が3ヶ月間みっしりシゴいて

          異世界転生してもいいことなんかないじゃないか 第4話 払拭

          異世界転生してもいいことなんかないじゃないか 第3話 蛙化現象

          私とヴァイオレットが家に帰ると、家が燃えていた。ヴァイオレットは急いで中に入る。スカーレットを助けるためだ。私も魔法でヴァイオレットが火傷をしないようにサポートする。私たちは何とかスカーレットを助け出し、外に避難をした。ヴァイオレットの適切な対応で何とかスカーレットは一命を取り留めた。 「あの女の仕業に決まってる。絶対に許さない!」ヴァイオレットの目には闘志が灯っていた。 「どうやってやり返す?多分ヴィーナスのところに行ってものらりくらり躱されるだけだよ。」私は彼女に尋ね

          異世界転生してもいいことなんかないじゃないか 第3話 蛙化現象

          異世界転生してもいいことなんかないじゃないか 第2話 ダンスパーティー

          私はスカーレットについて行った。彼女の家に着くと、1人の女性が出迎えてくれた。彼女はスカーレットの娘のヴァイオレットだった。なぜかヴァイオレットは私に当たりが強かった。家事は3人で当番制の筈なのに、ヴァイオレットが担当の時は、私の分はやってくれない。ヴァイオレットも私のことが嫌いなのだろうか。  するとすぐにスカーレットは街に買い出しに出かけた。私はヴァイオレットと二人きりになったので、なぜ私に厳しく当たるのか聞いてみた。するとこんな回答が返って来た。 「あなたは人に優し

          異世界転生してもいいことなんかないじゃないか 第2話 ダンスパーティー

          異世界転生してもいいことなんかないじゃないか 第1話 復讐劇の始まり

          私の名前は夢見堕芽蔵ゆめみ だめぞう無能なサラリーマンである。何をやってもうまくいかないし、毎日上司にも年下の部下にも怒られている。同期からは煙たがれれいて、当然彼女もできたことがない。今日も仕事から帰ってきて、アニメを見る。この時間が唯一の至福の時だ。  私は最近、異世界転生系のアニメにハマっている。生まれ変わって異世界で無双するなんて、なんて素晴らしい話なんだ。私も転生したらきっと無双できるはず。そんなことを思いながら、私は眠りについた。  次の日、私はいつもより早く

          異世界転生してもいいことなんかないじゃないか 第1話 復讐劇の始まり

          Magical Science 最終話 平和

           ワットは目が覚めた。周りを見渡すと、残りの5人もワットと同じような体験をしたような顔をしていた。すると、レオが話しかけてきた。レオはワットの魔法から解放されていた。 「歴史の真実を知ったようだな。どうだ?HUOのメンバーとして、私に協力してくれるか?」  全員、すぐに否定することはできなかった。これは「どちらの立場が正義か」と簡単に判断できるものではない。 「それでも、この世界は間違っている。みんなを監視することは間違っている。」ワットがそう言った。キャシーとコーネリウスは

          Magical Science 最終話 平和

          Magical Science 第11話 歴史

          (ここはどこだ?)ワットはふと気が付くと、見知らぬ場所にいた。 (暗いな…。)そう思って魔法を使おうとするが、魔力を込められない。喋ることもできない。 「あなた、そろそろ配給の時間ですよ。」どこかから声がする。 「分かった。」男はそう言って、ランプに火をつけた。  ワットはふと思い出した。自分が記憶の液体を飲んだことを。ここは最初の6人の誰かの記憶の世界だった。(とするとここは500年前の世界か…。)ワットは2人をしばらく見守ることにした。  男と女がこちらに近づい

          Magical Science 第11話 歴史