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毎度、新鮮に面白いと思える赤川次郎の「帰るには遠すぎて」

赤川次郎が好きです。

最初の10ページからサクサクっと世界に引き込んでくれるので、とても好き。

彼の作品は「三毛猫ホームズシリーズ」などが有名ですが、

彼の作品の中で私が好きな作品がこちら。


「帰るには遠すぎて」

実は、この本、私3回読んでるのですが、
そのうち2回は

本棚を整理する。

これ、買ったまま読んで無かったな〜と手に取る。

読む。

終盤になって、これ読んだことあった!!

と、なった本。

いや、真面目にそうなってるんですよね。

ちょっと自分でもびっくりよ?

ここで、凄いのは最初の1回を含めた3回とも
「これ面白い!」と思って読んでるとこです。

凄くない?

もう、内容全部忘れてる自分もだし、
3回新鮮に面白い!!と思わせてくれる赤川次郎が凄くない???

なんで、忘れるんだろ。
読んでるのに。

さすがに、今はちゃんと内容も覚えます。

主人公の男が、単身赴任先の遠い田舎から我が家へ帰ろうとするのですが、あの手この手で色々なトラブルにあってしまい、中々我が家までたどり着けないという話。

幾重にも色々な人と気持ちと事件が起きてしまい、ハラハラ展開だけど主人公は「ただ、早く我が家に帰って落ち着きたいだけ」なのだ 笑

何気ない「転勤先から家に帰るだけ」の話をここまで面白く出来るの本当に凄いと思うので、機会があれば皆さんにも読んでもらいたい作品です。

実は赤川次郎は代表作飛ばして「闇が呼んでいる」が最初に読んだ作品になって、
こちらは赤川次郎作品としては分厚いページ数ではあるけど、展開が早くむしろどこでページを一旦止めて良いのかわからなくなるほど面白かったし、
重厚と軽快って一緒にできるものなんだなと思った。

全ての伏線を回収して全てに答えが出る作品では無いので、ハッピーエンドが好きな人には向かないけど、ミステリーサスペンスが好きなら間違いなく好きになれると思うので、こちらもオススメです!!


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