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【感想】受験に潜んだ不平等、ブランドに傷 東京医大不正入試

こんにちは、まねこです。
久しぶりになってしまいましたが、この数日は大変ハードでした…。
ようやく子どもが学校に戻っていったので、noteの更新も再開できそうです。
本当は毎日更新を目指したいところなのですが、それを目指すと挫折しそうなので、持続可能なやり方で細々と続けていきたいと思います。

さて、私は25で出産、4年間専業主婦をしました。
この4年の間にいろんなことがありました。
夫の転勤で、縁もゆかりもない土地に引っ越し、同居スタート。
頼る相手がいないので、まずは知り合いや友達を作るところから始めました。
地域のイベントに参加したり、子どもに習い事をさせて、そのママさんと仲良くなってみたり。

その間、勉強といわれるものはあんまりしていませんでした。
妊娠中に仕事を頑張りすぎて入院したこともあり、もし社会復帰するなら営業以外がいい、と漠然と考えていました。
整体院とかリラクゼーションサロンでも開こうかと思ってアロマテラピー検定取ってみたり、ブログ書いてみたりはしていましたが、どれも家族を養うには安定感の面で心配でした。

色々考えた末、社会復帰するにあたって、金融営業に戻ってきました。
資格ってやっぱり強いですよね。
今の職場は、四年のブランクがあっても採用してくれたので、本当に感謝しています。

さて、今日の記事です。

受験に潜んだ不平等、ブランドに傷 東京医大不正入試:日本経済新聞

このニュースが出たとき、本当に憤りを感じました。
女性だから男性だから、で、教育に差が出ることが今もなお存在するのか、と思いました。
一方で、命を預かるという非常に負担の多い環境下、産休育休で人がいなくなったら仕事がまわらなくなってしまうのだろう、ということもまた想像に難くありません。そのことが、長らくこういった不平等を許してきたのだろうと思います。

ですが、医学部に進むことができるような明晰な方々が、「男性なら酷使しても良い」という考えから誰も離れられなかったのか。私は不思議でなりません。
また、女性は必ず産休育休を取る、という固定概念を持ち続けていることにも疑問があります。
実際、まだまだ女性は結婚したら仕事をセーブして育児をする、男性が外で働く社会なのは事実です。「共働き」なんていっても大半の女性はパートや非正規雇用です。フルで働いて、昇格してバリバリ働こうという人は、少なくとも私の周りではほとんど見たことがありません。
子育てしながらフルで働くのは周囲の協力なしでは不可能です。
私も義両親がいなければこんなに働くことはできません。
だけど、それってなんで女性だけが子育てする前提なの???といつも思うのです。
いつもnoteで書いていますが、完全母乳で育てます!!等の強い意向が無ければ、夫婦どちらが育児しても関係ないですよね??
男性だとできないことって何??といつも思います。
男性の皆さんは、「どうして自分たちばかり働かせられるんだ!」って思うことはないのでしょうか。
女性が家事育児をしなければならないわけではないように、男性も朝から晩まで馬車馬のように働かせられる必要だってないはずです。
ワークライフバランスはすべての人に平等にあるべき考え方です。

医学の世界や病院勤務でもそれは同じはずです。命を預かっているから違う、なんてことはありえない。むしろ命を預かる仕事なのに、働く人たちにそんなに高負荷を掛ける必要がどこにあるのでしょうか。
働く人たちの負荷が大きければ大きいほどヒューマンエラーが発生します。
大事な仕事であればあるほど負荷を減らさなければ、それこそ重大インシデントに繋がりかねません。

病院だけ違う、と思っているならそれこそがバイアスがかかっているのだと私は思います。
変える気が無かったから変えなかっただけ、としか思えません。

「差別を必要悪と擁護する人がこれからの医療を改善することはありません。未来の女性医師のみならず男性医師の味方にもなりえない」

本当にこの言葉に尽きると思います。

この事件が明るみに出てから5年。
当事者となった大学の信頼は徐々に回復しつつあるようですが、本当に差別はなくなったのか。こちらの大学に限らず、医療の世界はどのように変わったのか。医師の業務負担はどのように変化したのか。
私たちは折を見て、それらについて考えていく必要があると思います。

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