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Webライターは図書館を使おう

Webライターになってからもうすぐ1年が経つ。
これまで紆余曲折ありながらもなんとかやってきた。

もともと小説が好きで自分の作品も書いていたわたしの文章は、Webライターとしてはクセが強くて原型が残らないような修正をもらうこともたびたびあった。
最近は修正がかなり減って、わたし自身もチェック側に回るようになっている。

Webで上位表示を狙って達成できるのは、素晴らしい技術だと思う。
ただ、例えば保育業界で経験を積んだわたしが保育系記事の上位記事を読むと、間違っている内容もたくさんある。中には対象年齢さえ違っている記事もある。

また、エビデンスを明記しているのだけれど、おそらく上位を狙ったライターが上位の記事から引っ張ってきて……という記事もよく見る。肝心の1次情報はどこなんじゃい。

そこで、やや逆説的だけれど図書館を利用するようになった。

図書館の本だって玉石混合である。また、Webのように簡単に共有できないため、クライアントに「これを参考にしました」と提示しづらい点はデメリットだろう。
だけれどきちんと書籍を選んで読み込めば、Webより有益な情報が手に入ることは確かだ。


よくライター界で「普段本を読むか読まないか」が議論になっている。
わたしは読むタイプだけれど、他の方が読まないからといって気にはならない。
だけれどヒントはいろんなところに落ちているので、拾いに行く姿勢は大事なのではないだろうか。

わたしは小説を公募に出していて、今年9月までに原稿用紙100枚以上の作品を形にすることを目指している。
書きたいテーマは決まっているのだけれどピースが足りないのが最近の悩みだった。
Webの記事だって「ピース不足」はあるはずで、要するに「筆が進まない」状態を指すのだろう。

そんなとき、趣味として読んでいた小説のある表現が目に留まり、それが最後のピースとなった。
書きたいテーマと書きたい気持ちが固まればあとは書くだけである。

言うまでもなく図書館の利用は無料。
目に留まった本を開きながら、足りないピースを探してみてはいかがだろうか。

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